海辺で見つかる小さな宝物!宝石のように美しい貝殻まとめ!

海辺で見つかる小さな宝物!宝石のように美しい貝殻まとめ!

海に出かけたなら、海水浴もそうだが浜辺での貝殻探しも楽しんでおきたい。それらは海に来た時の思い出にもなるし、ネックレスにしたり写真立てなどの飾りに使ってもよい。そして拾う貝は一体どんな種類があるのかを、今ここで確認しておくとよい。

2019.11.15 UPDATE

12

たくさん拾って海の思い出にしよう!色とりどりの美しい貝!

出典:www.yhshells.com

ほのかなピンク色ときれいな光沢があるサクラガイは見ているだけで心が癒される

サクラの花びらのような淡いピンク色で、小さい大きさのサクラガイは、よく重宝される貝殻だ。たくさん集めてアクセサリーに加工したり、素敵なオブジェを作ったりするなど、色々なアレンジ方法がある。

コンキッリェというショートパスタにも見えるのがこのタカラガイ

ショートパスタの形にもなっている貝と言えば、このタカラガイなのだ。包み込むように丸みを帯びていて光沢や色んな模様があるので、これも貝殻採集にふさわしい。もちろんこれらをたくさん集めたら色んなアレンジができそうである。

出典:www.flickr.com

茶色い縞模様がとても印象的なカズラガイも立派な海の賜物と言えそう

水深10〜50メートルの砂地に生息している。縞模様があって、少し大きい形をしていて、螺旋のような突起があるのが特徴である。ちなみに台湾やインドネシアでは、少し形や大きさが異なっている、これと同じ仲間の貝が採れるのだ。

出典:www.flickr.com

中心から外側に向けて渦を巻いていて外側に突起を伸ばしているリンボウガイ

水深80m~300m位までの深海の砂や泥に生息している。殻は上から見ると最大で6cmになるものもある。そして何より周りから出ている7つか8つくらいある突起が最大の印象で、空を照らす太陽のようにも見える。

出典:picssr.com

普通の巻貝がさらに進化したような見栄えとなっているマツカワガイ

主に房総半島や土佐湾で採れて、魚のヒレのような突起がある巻貝。表面がまるで松脂が付いた木の皮のように見えるので、この名前が付けられた。中身は寿司ネタにされることもあって、貝殻は色んな貝細工に応用される。

独特の赤い色が全体に行き届いている2枚貝・イタヤガイも使い道がありそう

こちらは、ホタテ貝と同じ2枚貝の仲間である。中には表面に模様がついていたりスイスイ泳ぐ高い遊泳能力を持つ者もいて、大きさはホタテより一回り小さい。もちろん色んな貝細工へと応用もされていて、キャンドルのお皿代わりにもなったりする。

出典:www.biolib.cz

海の中で優雅に暮らしているウミウシが持っていたベニヤカタガイ

素敵なストライプ模様が付いたこの巻貝は、実はウミウシという軟体生物が持っていた貝殻なのだ。主にグアムやハワイ、南アフリカや日本の海辺で採れて、楽しいアレンジが効く。そして何より、薄いオレンジ色の縞がすごい印象的だ。

出典:www.ebay.com

繊細な茶色の模様が外側に刻まれているミスガイも立派なウミウシの仲間

これも、かつてはウミウシが所有していた貝殻だった。今度は茶色の細い縞模様がたくさんあって、砂に潜っていることが多いのが特徴である。そして肝心の貝自体の長さは最大で60㎜に達することもある。

出典:www.idscaro.net

混じり気のない白さを誇っていて沖縄の海でもよく採れるシロネズミガイ

またの名を「マルシロネズミ」ともいう、白い貝殻。ただ白いだけではなくまるで透き通っているような白さを持っていて、沖縄の浜辺でよく採れて、清楚な感じのアクセサリーに加工されることも多い。

外側が角ばった溝で覆われているコロモガイも海の宝物のように見える

これまで紹介してきた貝殻より大きい、立派な貝殻。殻は最大で6cm以上にもなって、水深50mの位置で暮らしていることが多い。東京湾でもよく見かけて、中身は寿司に使われることもあって、殻はヤドカリの家にもなったりする。

出典:park.org

スイショウガイの仲間として知られている身近な貝・オハグロガイ

これも、身近な貝殻として知られている。温かい海に生息していて、長さは最大で4cmにもなると言われている。そして最も印象的なのが、黒い模様が少し付いていて、たくさんの柄があるということである。なのでたくさん集めて標本にしても悪くない。

今まで紹介してきた巻貝とは全然印象が異なっているビワガイも素敵

果物のビワに似た形をしているので、この名前が付いた。房総半島以南の浅い砂地に生息していて、三浦半島の海岸でもよく見つかり、台湾ではこれよりはるかに大きいビワガイの貝殻が見つかったという事例も出てきている。

出典:www.ebay.co.uk

日本をはじめ世界中でたくさんの種類が発見されているヘナタリガイ

「ヘナタリ」と呼ばれることが多い、角のような貝。日本では山口県北部・房総半島以南で採取できて、主に干潟の砂地で生息していることが多い。これと似たような貝もたくさんあって、塩茹でにして食べるということが多い。

家庭の水槽で簡単に飼うこともできるムシロガイは至って簡単に見つけやすい

北海道南部から南の地域の海に分布していて、格子状のような突起があることで有名な貝殻。イソギンチャクと一緒に共生することもあって、比較的見つけやすい貝殻であるということが特徴である。

角のような部分には何本もの骨のような突起があることで有名なホネガイ

まるで魚の骨のような白い突起を持っている、印象的な貝殻。他の貝を食べることが多くて、アッキガイの仲間の1つとして知られている。この特徴的な形状からありとあらゆる海のオブジェに応用されることもあるのだ。

なかなか見つけにくくてしかも脆くて簡単に割れやすいレンジャクガイ

肌色のような色を持っていて、螺旋のような突起がある貝。地中深くに埋まっているものが多く、貝殻はとても割れやすいので採取はなかなか難しいと言われている。だけどあらゆる手作り作品の飾りとして使えそうだ。

先ほど紹介したホネガイに姿が似ているハッキガイもなかなか勇ましい

房総半島以南や台湾、中国沿岸に生息している海水性の貝。これも程よい大きさがあるのでヤドカリの住処にもなったりする。そして表面に尖った突起があって、色合いもなかなかなのがとてもよい。

外の貝殻はきれいだけれど中には死に至るくらいの毒があるイモガイ

猛毒を持っているが、貝殻だけはすごくきれいなので採集の対象となっている。日本近海でも120種類もいて、世界中だと500種類もいると言われている。だけど刺されると死に至る恐れがあるので、採集の時は注意が必要だ。

形だけではなく色彩もなかなかきれないベニオキナエビスも素晴らしい

きれいな円錐のような形になっている巻貝。非常に古い系統であり、生きている化石の1つとして知られている。水深200mの地中に生息していて、海にすむ生物を捕食しているが、貝殻自体が色々なアートに応用されているのだ。

薄くてきれいな紫色をしているヒメルリガイはいつまでも大切にしたい

これも絶対に採っておきたい、色鮮やかな紫色の貝。この貝殻はまさにアメジストという宝石のように美しいので、立派な手作りアクセサリーやハンドメイド小物の材料にもなってくれる。

今までの貝殻の常識を覆すような姿になっている長いオオマテガイ

これまで貝殻は、2枚貝になっているものや巻貝になっているものがほとんどだったが、これは平べったい木べらのような形なのが特徴である。例えこのような形でも、しっかりとアレンジができる貝殻であることには変わりない。

出典:www.yhshells.com

潮干狩りでも見つかることが多くてアサリよりも円形を保っているカガミガイ

ほぼ円形を保っていて、真珠にも負けないくらいの白色を持っている貝殻。アサリと同じように酒蒸しやクラムチャウダーなどにして食べることも多い。そして残った貝殻は写真立てやオリジナルのアクセサリーに加工しても全然悪くない。

沖縄本島に生息している、リュウキュウアマガイ

アマオブネガイの一種に分類されるが、沖縄本島でたくさん生息していて殻は細長く、白地に黒のまだら模様で、幅の広い溝が殻全体にあるのが特徴である。そして外側の殻は、人によっては黄緑色に見える場合もある。

出典:www.ebay.com

他では見られない独特の模様がある、ゴシキカノコ

赤や黒などで成り立っているこの貝殻は、一言で言えば極彩色という言葉が似合っていて、水槽の底に沈めると目立つこと間違いなしである。そしてイナズマカノコにも似ていると言われている。

お皿のように平べったいツキヒガイは、アクセサリートレイになりそう

少しホタテ貝にも似ているツキヒガイは、貝殻がこのように平べったいので、手に入れたら中に青色のレジン液を流し込んで硬化させると、細かいアクセサリーを入れるのにぴったりなトレイになる。

内側の縁がほのかに赤くなっている、クチベニガイ

外側は真っ白だが、内側は縁の部分がほのかに赤くなっているクチベニガイ。こちらも至って小さい貝類だが、相模湾などで普通に見られ、5個合わせるとプルメリアの花にもなる。

これから海へお出かけする人は、ぜひとも貝殻採集を楽しんでもらいたい

これまで紹介してきた数々のきれいな貝殻は、拾うだけでも楽しいし、アクセサリーやペン立て、写真立てなどの雑貨に応用させるとより素晴らしいものへと生まれ変わる。なのでこれから海へお出かけする人は、ぜひともこの貝殻拾いを体験してほしい。もちろん子供と一緒に拾っても全然悪くないし、幼稚園の海への遠足の余興としても構わないくらいである。なお、海辺で貝殻やシーグラスなどを採掘することを、ビーチコーミングと呼ぶ。


よかったら「いいね!」もよろしく♪