美しい風景を持つロシアの都市・サンクトペテルブルクの魅力!
世界一面積が大きい国・ロシアには、首都であるモスクワもそうだが、「サンクトペテルブルク」という素晴らしい都市もあるということを忘れてはならない。ここには芸術的な建物がたくさんあって、ロシア文学やバレエが栄えた場所としても知られている。
世界一面積が大きい国・ロシアには、首都であるモスクワもそうだが、「サンクトペテルブルク」という素晴らしい都市もあるということを忘れてはならない。ここには芸術的な建物がたくさんあって、ロシア文学やバレエが栄えた場所としても知られている。
2019.11.29 UPDATE
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感動を呼ぶロシアの街・サンクトペテルブルクとはどんな所か?
世界遺産として認められた名所が揃っているサンクトペテルブルク
ロシア連邦の西側に位置する、レニングラード州の州都。そしてここはかつてロシア帝国の首都でもあった。面積は1431 ㎢で、人口は5,028,000人。そして近くには北欧のフィンランドやスウェーデンがある。
場所はロシアの西端からギリギリの所にあって海にも面していることがわかる
改めてサンクトペテルブルクの場所を地図で確認してみると、ただでさえ広いロシア連邦の、西端から少し右に寄っている、ギリギリの位置にあることがわかる。ちなみにそこは首都・モスクワからだいぶ離れている。
高貴で芸術的な印象を持つ、この都市自慢の数々の観光名所!
世界三大ミュージアムの一つとして知られているエルミタージュ美術館
サンクトペテルブルクを代表する名所と言えば、やはりこのエルミタージュ美術館だろう。豪華絢爛な外観の建物の中には、ルネサンス期や印象派の名画がたくさん飾られている。
芸術的な建物・血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー大聖堂)
モスクワの赤の広場にありそうな「聖ワシリー寺院」と形状が似ている、ロシア自慢の敬虔な聖堂。ロシア皇帝アレクサンドル2世が殺された時を偲んで建てられた。そして中には色んな宝石が飾られている。
ペトロパヴロフスク要塞はサンクトペテルブルクの拠点とも言われている
高い壁で囲むように立てられた、サンクトペテルブルク自慢の要塞。これはスウェーデンの侵攻から街を守るために建てられた。そしてここは政治犯を収容する刑務所としても使われた。
たくさんのロシア人にとって神聖な教会となっている聖イサアク大聖堂
ドーム状の黄色い屋根が特徴的な、ロシアの神聖なる聖堂。なお全体の設計は、フランスの建築家によって考え出された。ロシア革命後は博物館として使われていて、ソ連が崩壊した後は大聖堂になった。
近くにはショッピングモールや列車も通る駅もあるネフスキー大通
こちらは、サンクトペテルブルクを通るメインストリートである。道端にはとても芸術的な建物が並んでいて、道は色んな人や車が行き交っている。そして夜になると、ライトが宝石のように輝いて、素晴らしい夜景を作り出す。
展示品の数はロシア国内でも最高と言われている国立ロシア美術館
昔は宮殿として使われていたが、1895年に美術館として生まれ変わった。そしてここは、広いロシア国内で最初にできた美術館と言われている。ちなみに展示されているものは、ロシア皇帝が愛用していたものや、集めていたものばかりである。
ドイツ語でピョートルの邸宅という意味を持っているペテルゴフ宮殿
金色の彫刻や、勢いよく飛び出る噴水などを揃えた庭がある、とても素晴らしい造りの宮殿。ピョートル1世によってここの近くに加工工場が作られて、この街を大いに発展させた。
ロシア激動の歴史を物語っているカザン聖堂も敬虔な教会の一つだ
とても広い面積の庭を持つ、ロシアの大聖堂。手前にはクトゥーゾフ元帥とバルクライ・ド・トーリ元帥の像が飾られていて、建物全体はまっすぐではなく円弧を描いているようになっているのが特徴である。
白と水色の調和が全体をおしゃれに見せてくれるスモーリヌイ修道院
純白の白と淡い水色をまとっている、いかにも神聖な感じがしてきそうな教会。手前には素晴らしい花園が広がっていて、立派な風景を作り出している。中に入ると、敬虔な雰囲気の造りが訪れた人を出迎えてくれる。
マリインスキー劇場では華麗なるオペラやバレエを披露してくれる
かつては、キーロフ劇場という名前だった、オペラとバレエ専用の劇場。元々は皇室専用の劇場だったが、今では一般客も入れるようになっている。そしてここでは、「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」というバレエ演目が有名である。
長い歴史や心に残るような芸術を感じられる施設・エラルタ現代美術館
これまではルネサンス期や印象派などの、貫録がある絵画を展示している美術館を紹介してきたが、このエラルタ現代美術館は、現代的な芸術作品だけを展示している。自由な発想を生かしたものがたくさんあって、訪れた人の心をつかむ。
ピョートル大帝の夏の庭園は晴れた日に訪れたい憩いの場所である
夏になったら是非とも訪れたい、理想の広い庭園。広がる芝生には大きな噴水が設置されていて、たくさんの人が快適に過ごせそうな環境である。もちろんここは映画の撮影に使っても悪くない。
昼でも夜でも美しいグリボエードフ運河は市中を通り川とも合流している
ここは、ロシアのサンクトペテルブルクを流れる運河。水は穏やかに流れていて、川の全長は約5.0kmであると言われている。そして川の端には、大学や聖堂などの施設が建てられている。
勇敢な姿を保っている青銅の騎士は今でもサンクトペテルブルクを見守る
駿馬に乗った勇ましい騎士を模った、とても芸術的な印象のブロンズ像。馬が脚をあげている姿は、より勇敢な様子を表現しているということがわかる。そしてこの像は、先ほど紹介したペトロパヴロフスク要塞の近くに設置されている。
素晴らしきバレエやオーケストラなどを披露するエルミタージュ劇場
ここも、ロシアを代表するバレエ公演やオーケストラ、オペラコンサートなどを行う立派な会場である。ちなみに荷物は、受付のクロークで預かってくれるのだ。会場の作りはとても芸術的で、公演を行う人をより素晴らしくしてくれる。
水色と白色でまとめられているエカテリーナ宮殿もなかなかの素晴らしさがある
またの名を「ピョートル大帝の夏の宮殿と庭園」とも言い、水色と白、さらにはバロック建築で統一されている立派な宮殿。ここはかつてのロシア皇帝ピョートルの妃・エカテリーナの命によって建てられ、2003年には琥珀の間も復刻された。
ミハイロフスキー劇場でも華麗なるオペラやバレエが披露されている
ここも多くの観客を収容でできて、オペラやバレエの公演を披露できる会場。ちなみにここはソ連時代にはレニングラード国立歌劇場と呼ばれていて、昔からずっとオペラとバレエしか公演していない。やっぱり芸術性が高い会場で見る公演は、なかなか素晴らしい。
出典:excava.ru
ロシア美術館の分館として使われることもあるバロック建築のストロガノフ宮殿
牛肉を使ったロシア料理・ビーフストロガノフに出てくる「ストロガノフ伯爵」の名前を取り入れた宮殿。今までは白かクリーム色の壁だったので、ピンク色をまとっているのが特徴である。
一番眺めのよい場所として知られているデカブリスト広場(元老院広場)
1825年12月に、ロマノフ王朝の政治に苦しめられる人々を助けようと、若い青年貴族が起こした「デカブリストの乱」が起こった場所でもあり、18世紀までは元老院広場と呼ばれていたが、今では多くの市民の憩いの場となっている。
ロシアが誇る詩人の生涯や功績を称えているプーシキンの家博物館
一見ギリシアのパルテノン神殿のようにも見える、観光名所。お向かいには日本大使館があって、1837年の決闘に敗れた詩人・プーキシンが亡くなるまで過ごしたと言われている、そして今は当時の生活ぶりが伺える博物館として一般公開している。
車が通る橋も架かっていてさらには運河網も発達しているネヴァ川
ロシア北西部のラドガ湖が水源となっていて、サンクトペテルブルク市内を行き交っている全長約74kmの川。この川はフィンランド湾に向かって流れていて、夜になると川にかかっている橋がライトアップされる。
毎日たくさんの地元の人や観光客が訪れる芸術広場もなかなかの見所
ここも観光途中で、ふらりと立ち寄りたい穴場となっている。血の上の救世主教会から南へ約500メートルほどの所にあって、1957年に建てられたプーキシン像が目印となっている。
ピョートル小屋博物館の近くに留まっている、巡洋艦オーロラ号・アヴローラ
ロシアの防護巡洋艦・アヴローラは、ロシア革命の象徴の一つとなっていて、現在はサンクトペテルブルグのネヴァ川のほとりに停留している。日露戦争の時は友軍艦艇の砲火を浴びて損傷を受けたが、ロシア革命の頃はバルト海・地中海・インド洋で活動し、独ソ戦が終わった頃には博物館船となった。
近くには墓地もある、アレクサンドル・ネフスキー修道院
ネフスキー大通りの東端にあるこの修道院は、11の教会と4つの墓地を所有していて、毎日清らかな礼拝が行われ、多くのキリスト教徒が訪れる。さらに入口右側のチフビン墓地には、作家ドストエフスキーや作曲家チャイコフスキーなどの芸術家の魂が眠る。
ウオッカの歴史や製造方法などが学べる、ウオッカ博物館
世界で一番アルコール度数が高いと言われている酒・ウォッカを1から丁寧に学べる博物館。ここでは世界中から集めたウォッカに関するものを展示していて、時代と共に変わってきた歴代ウォッカのラベルが披露されていて、最後はウォッカそのものを試飲させてくれる。
インペリアル・イースターエッグが目玉となっている、ファベルジェ博物館
メドベージェフ首相も訪れたと言われるこの博物館には、ロマノフ王朝最後の秘宝と言われる芸術品・イースターエッグがずらりと展示されている。一つ一つをじっくりと見てみると、細かい技術が生かされていることが伝わる。
旅行に来たら押さえておきたい、サンクトペテルブルグ自慢のレストラン!
ガラス張りの店内を持つMansarda Restaurant(マンサルダレストラン)
サンクトペテルブルクの素晴らしい景色を見ながら食事ができる、立派なレストラン。ここでは地元料理のフルコースを楽しめるようになっている。なので旅の思い出に立ち寄る人が多い。
伝統的なロシア料理を楽しめるRestaurant Tsar(レストランツァリ)
こちらは、フランスの一流レストランと同じような造りになっているロシア料理レストラン、シェフが腕を振るって作った料理は、どれをとっても素晴らしいものばかりである。ここなら、素晴らしいディナーも楽しめるに違いない。
Caviar Bar & Restaurant(キャビアバー&レストラン)
世界3大珍味の1つと言われている、チョウザメの卵・キャビアを専門的に扱っているお店。凄く高級な、極上のキャビア・ベルーガももちろん揃えている。そしてお土産用に缶詰に入ったものもある。
地方名がそのまま店名になっているSankt-Peterburg(サンクトペテルブルグ)
こちらは、ロシアの家庭料理を温かい雰囲気の店内で頂けるという特徴がある。もちろん皇族が愛した料理も数多く揃えている。こんな雰囲気なら、料理が温かく食べられそうだ。
現地の言葉でピロシキ屋さんという意味の店名を持つピロシコヴァヤ
多くのロシア国民に愛されている「ピロシキ」を専門的に扱っているお店。ピロシキと言っても色々あって、食べ歩きにちょうどよいものを始めみんなで食べられるものが揃っている。
大勢で分けて食べたいパイ料理を専門的に扱っている店・ストール
こちらは、パイ生地にありとあらゆる物を詰め込んだ逸品を専門的に扱っているお店。サクッとしたパイ生地の中には、肉やミートソースを始めとする具材や果物の甘煮がぎっしりと詰まっている。
典型的なロシアの家庭料理レストランとして知られるTeplo(テプロ)
こちらも、ロシアの温かい家庭料理を味わえる店。ボルシチやビーフストロガノフ、ブリヌイやペリメニなど、食べると心が温まりそうなものばかりが揃っている。やっぱり庶民的なものを食べたいなら、ここに立ち寄るとよい。