たとえ古くなってボロボロでも魅力がある…世界中にある廃墟の神秘！

現在でもそのまま残っている発電所の冷却塔・I.M.クーリングタワー

ベルギーの工業地帯・シャルルロワに位置する火力発電所の冷却塔。2006年に閉鎖して、今では立派な廃墟となってしまったが、思わず引き込まれるような印象を持っている。そして写真に写っている大きくて深い穴は、謎だらけである。

砂漠に埋もれているが建物の現状をそのまま保っているコールマンスコップ

アフリカの南西部にある、ナビミアという国に位置するゴーストタウン。元々は小さな炭鉱の町だったが、今では砂に埋もれた廃墟の地となってしまった。そしてここは観光客の行先として存在している。

第２次世界大戦においてドイツ軍の攻撃に対するために使っていたマンセル要塞

イギリスの近海に浮かんでいる、第2次世界大戦に使われていた遺物。もうとっくに錆びてしまっているが、半世紀が経った今でもしっかりと立っているというのが素晴らしい。そしてここの近くには、シーランド公国と呼ばれている大きな要塞もある。

もう誰も住んでなくてすっかりとさびれてしまった廃屋があるホーランド島

アメリカ合衆国メリーランド州ドーチェスター郡のチェサピーク湾にある、すっかりとさびれてしまった島。かつてはたくさんの人が暮らしていたが、風と塩によって浸食されて、今では写真に写っているボロボロの廃屋だけが残ってしまった。

チェルノブイリ原発事故のすさまじさを物語っているプリピャチという街

ウクライナの北部にある市。1986年に起こったチェルノブイリ原発事故によって住民のほとんどがここから離れてしまったので、今では無人の街となった。ここには病院や高層ビルといった色んな建物残っているが、高い濃度の放射性物質が蓄積しているので、近づくのは難しいとされている。

外観・内観はともにスポーツの試合を行うアリーナに見えるブルガリア共産党本部

1981年から1991年まで使用された、山の上に建っているブルガリア共産党本部の建物。廃墟となった今でも、まるでSFの世界に登場してきそうな建物に見えている。そして中はまるでスポーツ試合をするアリーナのようにも見える。

断崖の途中に位地する小麦粉を作り続けていたイタリアの廃製粉所

イタリア南部のソレントという地方にある、1866年に放棄された製粉所。ここはかつてパスタやピザを作るのに欠かせない小麦粉を日々製造していた。しかし廃墟となった今でも緑に覆われていて、不思議な雰囲気を醸し出している。

92.8kmもの距離を繋いでいた国際鉄道が運行したカンフランク駅

フランスとスペインを繋いでいたが、今では廃線となってしまった国際鉄道。駅の建物自体もすごく大きくて、列車を走らせるのに不可欠な線路もそのまま残っているので、ここには世界中からの鉄道マニアが訪れて、写真を撮っている。

廃墟になってしまってもその立派な姿は何も変わらないミランダ城

ベルギー南部にあるアルデンヌの森の奥深くに建っている、廃墟のお城。ホラー系の映画で登場しそうな外観になっていて、不気味さが常に出ているが、観光客からの人気もたくさんあって、かつては孤児院として運営していたこともあった。

例え使われなくなってもその素晴らしさは残っているザ・ゴースト・ステーション

70年前に完全閉鎖となった、ニューヨークの地下鉄。たとえ古ぼけていてもそこにしかない魅力があって、人に感動を与えているということがわかってくる。もちろん世界中の廃墟マニアが訪れて、写真をたくさん撮っていることも多い。

空間全体に素晴らしい芸術の極みが詰め込まれたオルフェウム劇場

アメリカ合衆国マサチューセッツ州にある、1912年から1959年に営業していた古い劇場。中はたくさんの観客を収容できる造りになっていて、ここでは毎日のように素晴らしい劇や音楽演奏会などが披露された。そして天井には天使の絵が描いているのが最大の特徴。

多くの受刑者を収容していたこの東州立刑務所は有名な心霊スポットにもなっている

アメリカのペンシルベニア州に建っている、ものすごい威厳を持っていそうな風貌の刑務所。ここは受刑者の魂の叫びが聞こえるということでも有名になっていて、有数の心霊スポットにもなっているのだ。

世界各地でまだ残っている宮殿廃墟はなかなかの威厳があることを忘れず

今ではもう古ぼけてしまったが、立派に建っている宮殿の廃墟は、世界のあちこちにある。そしてこの場所は、廃墟が好きな方にとって絶好の地となっているので、できれば取り壊しはあまりしないでもらいたいと感じる。

白い雪が積もるとますます素晴らしさが伝わってくるウクライナの城跡

絵本の世界に出てきそうな美しさを持っている、立派な城跡。特に海に面しているのでより感動を誘っている。そして白い雪がうっすらと降り積もると、写真に収めておきたい光景ができあがった。

強烈なハリケーンによって海に吹き飛ばされてしまったジェットコースター跡地

毎日たくさんのお客様を乗せて、すごいスピードで進んでいたジェットコースターのレール。しかしボロボロになって海に沈んでしまっても、沈む夕日に照らされてより美しさが際立っている。

豪華なデザインの内装が行き届いているデトロイト映画館も圧巻だ

アメリカ・ミシガン州のデトロイドという街にある、18階建ての高層ビル。主にオフィスビルや劇場、映画館として使われていたが1984年に閉鎖されてしまい、現在では立派な廃墟となってしまった。ちなみにデトロイドでは、これ以外にも数々の廃墟が残っている。

何本もの丈夫な柱でしっかりと支えられているメア・アイランド海軍造船所

アメリカ海軍で使われていた、立派な造船所。ここでは海を渡る海軍の船が作られていたが、今では不思議な印象の廃墟となってしまった。写真で見てわかる通り、多くの柱がしっかりとこの施設を支えているということが伝わってくる。

スキューバダイビングで深く潜らないと見られない石城の水中都市

中国の湖の中にある、立派な水中の遺跡。かつての姿をそのまま残しているので、ダイバーや考古学者にとって人気の場所ともなっていて、中国のアトランティスとも呼ばれている。もちろんここではたくさんの文明や文化が栄えていたに違いない。

事業失敗による建設中断で廃墟になってしまった三芝区（さんしきょう）

台湾の新北市にある、変わった形の建物。そのユニークな形状はまるでＵＦＯのようにも見える。そして海に面しているのでリゾート地としてにぎわっていたが、事業が破綻してしまったことによって、廃墟となってしまったのだ。

かつては夢の国として結構賑わっていたが滅びてしまった奈良ドリームランド

日本国内にも、廃墟マニアが好みそうな廃墟があるということを忘れてはならない。ここは1961年から営業を開始した、奈良県にある楽しい遊園地だったが、ディズニーランドとUSJの改行によってお客がだんだん少なくなっていき、廃業になってしまったのだ。

こんなに立派な外観をしているミシガンセントラル・ステーション

ここも、デトロイドを代表する廃墟の1つとして知られている。建物自体はすごく大きくて、十分な貫禄が出てきている。しかし、財政破綻によって利用者が激減して、今の姿へとなってしまった。ちなみにここは、軍事物資の輸送にも役立っていた。

いかにも幽霊が出そうでものすごい不気味さが詰まっているポヴェリア島の精神病棟

ここも、幽霊や死者の魂が現れると言われている心霊スポットとして知られている。ボロボロの質感がさらなる不気味さを出しているので、廃墟マニアやオカルトが好きな人は是非とも立ち寄ってみたいという気持ちになる。

いくつもの神聖な儀式を執り行っていた教会のようなホリールード寺院

スコットランドの首都・エディンバラにあるアウグスティヌス派の寺院。15世紀から多くの戴冠式と結婚式がここで行われていて、太陽の光に照らされるとより神聖な雰囲気が出てくる。そして今では多くの観光客が訪れている。

ハリケーンの影響で閉鎖となったSix Flags Jazzland（シックスフラッグスジャズランド）

アメリカのルイジアナ州にある、ニューオーリンズに位置するテーマパーク。140エーカーの規模があって、毎日たくさんの人で賑わっていたが、2005年に上陸した大型ハリケーン・カトリーナの影響によって、閉鎖せざるを得なくなってしまった。

スコットランドのドゥイッヒ湖に浮かぶ、アイリーン・ドーナン

スコットランド北西部、ドゥイッヒ湖のほとりに位置する古城となっていて、しばしば映画やテレビに登場することもある。18世紀中に政府軍によって破壊され、200年もの間にわたって廃墟となっていたが、1919年に再建された。

かつては全米の砂糖を生産していた、ドミノ砂糖工場跡

アメリカ・ニューヨークに位置する、1856年に創業した砂糖工場。稼働していた頃は全米に向けた大量の砂糖を生産していたが、2004年に稼働を止めて跡地を住宅地にしようと試みた。

王侯貴族が暮らすお城のような姿をしていた、軍事病院

ドイツに位置するこの軍事病院は、結核に罹患した人を収容するサナトリウムとして活躍していたが、「戦場のピアニスト」や「ワルキューレ」といった映画のロケ地にもなり、第一次世界大戦にはアドルフ・ヒトラーも入院していたと言われる。