神のご加護がありますように…この世を照らす美しき天使たちのまとめ

神のご加護がありますように…この世を照らす美しき天使たちのまとめ

ユダヤ教。キリスト教、イスラム教といった宗教に登場する「天使」は、神の使いとして存在している。それらは私たちに希望の光を与えてくれたり、神聖な祈りを届けてくれる役割を果たしているが、たくさんの種類がいて、色んな階級があるということを紹介する。

2019.12.4 UPDATE

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神々しい光や導きを与えてくれる、尊敬したい聖なる天使たち!

出典:angels.about.com

全ての天使たちを束ねる総司令官とも称えられている大天使・ミカエル

まず天使で忘れてはならないのが、この大天使・ミカエルである。旧約聖書や新約聖書にも登場して、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教でも尊重される天使と言われている。そしてフランスを救った乙女・ジャンヌダルクにもお告げをしたのも、この天使だ。

3大天使の一人と言われているラファエルはどんな人の痛みも取り除いてくれる

元々はユダヤ教に属していたが、キリスト教へと受け継がれた天使。人からストレスや悩み、痛みを取り除いてくれるという癒しの象徴でもあり、多くの人の尊敬を集めている。そして世界中のあちこちの地名には、敬意を示すようにラファエルという名前が使われている。

ルネサンス初期の絵画でお馴染みとなっている大天使・ガブリエル

これまで紹介してきた、ミカエル、ラファエルと並ぶ三大天使の一人。キリスト教だけではなくイスラム教にも受け継がれていて、旧約聖書によく登場して、キリスト教美術の絵画「受胎告知」にも登場して、手には清らかと清純を表す百合の花を持っているのだ。

天使の中で一番賢くて聡明だと言われている偉大な大天使・ウリエル

予言や警告を与えて、普通の金属を貴金属に変えるという錬金術の技も併せ持っている天使。そして災害が起きてしまった時に祈りを捧げると、一刻も早い復興へと導いてくれる。そしてノアの箱舟という話にも登場して、ノアに予言を告げたこともある。

一見天使に見えるけれど人々に邪悪な心をもたらす悪魔にもなるルシファー

明けの明星を指すという意味のラテン語が名前となっていて、悪魔の使い・堕天使にもなる天使。キリスト教の伝統では「サタン」と呼ばれていて、元々は天使界の最高地位にいたとも言われている。ちなみに名前はラテン語で「光をもたらす者」という意味を持っている。

旧約聖書偽典『エノク書1』に現れるラグエルもなかなか位が高い

旧約聖書偽典にも登場し、「神の友人」を意味する名前を持っている。先ほど紹介したウリエルやラファエルとともに、「みつかいの一人で、世界と光に復讐する」と言われていて、ヨハネの目次録では地上に過酷な天罰をもたらしたとも言われている。

6枚の神々しい羽を持つセラフィムはいかにも神々しい光を放っていそう

キリスト教やユダヤ教で有名な、熾天使(しきてんし)。この天使が歌う歌は聖三祝文の原型とされる祈祷文とされていて、イザヤ所に記されている。そして名前はヘブライ語で「燃え盛るもの」という意味が込められているのだ。

出典:www.kea0.com

アダムとイブに関わったとも言われている黄金の智天使・ケルビム

「ケルヴィム」や「ヘルヴィム」と称されることもあって、天使の階級では第2位とされている智天使(ちてんし)。絵画では先ほど紹介したセラフィムと一緒に描かれることも多くて、旧約聖書のアダムのイブの話にも登場して、複数の動物の顔を持っているのが特徴である。

人々に悪い心を植え付けさせる悪魔だと称えられているけれど天使でもあるマスティマ

ユダヤ教の聖書では悪魔とされているが、実は立派な天使なのである。名前はヘブライ語で「憎悪」や「敵意」という意味を持っていて、正式名称は「マンセマット」である。そして常に悪魔の軍団を引き連れて、人間に誘惑をもたらす。

最初は善の心を持つ天使だったが後に立派な悪魔となったコカビエル

旧約聖書偽典『エノク書1』に登場する天使の一人。またの名を「コカベル」、「カカベル」、「カウカベル」とも言い、人間に占星術や星座の秘密を教えたと言われている。そして星座の支配者とも言われていて、何百もの霊を引き連れている。

ありとあらゆる神聖な宗教で死を司ると言われている恐るべきアズラエル

こちらは、イスラム教における死を司る天使。「アズライール」や「イズラーイール」などと表記されることもあって、人の罪を分析して裁くとも言われている。民間ではこの天使がアダム(男)を作ったと伝承されていて、人間の死をも管理していたと言われている。

鳥を司さどっていて今でも多くの謎に包まれている天使・アラエル

「神の光」という意味の名前を持ち、鳥を司っていると言われている。謎に包まれていて詳しいことはあまりわかってないが、スファンドルという悪魔をさせるために呼び出されることが多い。

ヘブライ語の素晴らしい名前を持つエノク書の立派な天使・ハニエル

「神の栄光」「神を見る者」という意味の名前を持つ天使の一人。7人の大天使としても選ばれていて、寵愛を勝ち取るために呼び出されたと言われている。そして権天使と力天使の序列を支配し、金星、十二月、天蠍宮と双魚宮を支配する能力を持っている。

人を思いやったり愛する心を育んでくれると言われているチャミュエル

優しい印象を持ち、不安を癒し平安をもたらすと言われている、理想の天使。もちろん人間関係や状況を良好なものにもしてくれて、重要な瞬間も見つけてくれると言われている。そして「能天使」に分類されている。

今を生きる人々に必要な考え方や英知をもたらすと言われるジェレミエル

これも大天使の中に入る、神々しい存在。名前は「神の慈悲」という意味を持っていて、能天使と権天使も兼任していると言われている。そして私たち人間に正しい道を教えてくれて、勘を鋭くしてくれて、よりよい人生を送れるようにしてくれるという説もある。

生きていく上で欠かせない喜びと楽しみを与えてくれる大天使・ジョフィエル

「神の美」という意味の名前を持ち、私たちの思考や家庭、職場や人間関係に美と秩序をもたらして、知恵を与えてくれると言われている。この天使が描かれたカードを持ち歩いて出かけると、ちょっとした幸運に巡り合えるとも言われている。

ユダヤ教の天使の一人・メタトロンは強大な力を持つことで恐れられている

こちらも、ユダヤ教で最も重要な役割を果たす天使として知られている。旧約聖書やコーランに書かれることも多くて、36枚もの羽を持っているとされていて、位もとても高いということが特徴である。

誰かに操られそうになった時はこのラギュエルという天使を思い出すとよい

人の持つ精神を向上させて、「神の友達」という意味の名前を持っている天使。隣人を愛することの大切さを教えてくれて、全ての人間関係をよくしてくれるとも言われている。これからよい友人を作りたいという方は、この天使にお祈りしてみるとよい。

神の正義を意味する名前を持ちユダヤ教に古くから伝わるザドキエル

ユダヤ教の伝承に例えられている天使の一人。生命の木を守っていて「主天使の長」、「木星の天使」、「慈善・慈悲・記憶の天使」などの肩書きを持っている。すごく慈悲深い性格で、アブラハムの個人教授とも称されている。

メタトロンの代わりを務めている大天使・サンダルフォンもなかなか素晴らしい

これも、ユダヤ教の大天使の一人として知られている。誕生を控えた天使の性別を決めて、神の言葉を伝えるとも言われている。そして先ほど紹介したユダヤ教天使・メタトロンの双子の兄弟ともみなされている。

たくさんの天使を指揮するとも言われているカマエルも素晴らしい

「神を見る者」という意味の名を持つ大天使。神に敵対する者を容赦なく攻撃してイエス・キリストを励ました天使とも言われていて、強烈な神聖の光を放つ。

これだけの天使を見ると、さぞ清らかな気持ちになっただろう

これまでいろいろな天使を紹介してきたが、やっぱりどの天使も神聖だという特徴があることには変わりない。そして一人一人が、目に見えない形で迷える子羊を少しずつ手助けしているということが伝わってくる。空想ではあるが、その敬虔な姿を見ると、一生懸命に祈りを捧げたくなってきて、教会を訪れたくなるに違いない。


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