一度でいいから見てみたい!食べてみたい!不可思議な野菜と果物
毎日食べたい野菜や果物は、スーパーマーケットや八百屋で売られているものしか知られていないが、この世には一度でいいから食べてみたくなる、あまり出回っていない珍しい品種もあるのだ。なので今回は、奇妙で面白い、そしてユニークだという特徴を持つ野菜や果物について紹介する。
毎日食べたい野菜や果物は、スーパーマーケットや八百屋で売られているものしか知られていないが、この世には一度でいいから食べてみたくなる、あまり出回っていない珍しい品種もあるのだ。なので今回は、奇妙で面白い、そしてユニークだという特徴を持つ野菜や果物について紹介する。
2019.11.20 UPDATE
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こんなのスーパーで見かけない!珍しい特徴がある野菜・果物が大集結!
表面に艶があって透明に見えるカラフルな粒が集結したグラスジェムコーン
日本では「レインボーコーン」と呼ばれている、非常に珍しいカラフルなトウモロコシ。アメリカのオクラホマ州の農家が品種改良を重ねて、このように素晴らしいものを作り上げたのだ。1粒1粒にきれいな色があって、透き通っているように見えるので、まるで宝石のようだ。
混じり気のない白さを秘めたトウモロコシ・ピュアホワイトもなかなか美味しい
今度は、全体が真っ白になっているトウモロコシ。栽培方法もなかなか大変なので「幻のトウモロコシ」とも言われている。そして最大の特徴と言えば茹でずにそのまま食べられて、シャキシャキした食感があって、従来のトウモロコシよりも甘いということである。
日本では決して手に入らない珍しい果実・チェリモヤだって味見したい
またの名を「釈迦頭(しゃかとう)」とも言い、「森のアイスクリーム」として例えられているバンレイシ科の果物。南アメリカのエクアドルやペルーで育てられていて、とろけるような食感と独特の甘さがあるというのが特徴。
外側が黄色くて中が深い緑色になっているウリ科の果実・ツノニガウリ
またの名を「キワノ」とも言う、ウリ科の果実。アフリカやニュージーランド、カリフォルニア州などで育てられていて、実は熟すと黄色くなり、中身は緑色のゼリー状になっていて甘味は全くなく、酸味がある。
酸っぱいものを食べた後に口に入れるとある変化が起こるミラクルフルーツ
またの名を「ミラクルベリー」とも言う、本当に不思議なことを起こす果実。これを口に含んで酸っぱいレモンなどをかじると、甘く感じられるのだ。ちなみにこれらは西アフリカなどの熱帯地帯で育てられている。
ウロコのような外観を持っている珍しい緑の野菜・アーティチョーク
日本では「チョウセンアザミ」として知られている、キク科の多年草。ヨーロッパやアメリカではよく食べられていて、食物繊維が豊富にあって、フランス料理の前菜や付け合わせなどにも使われている。
半分に切って中身をフォークでほぐすと写真のようになるキンシウリ
果肉をほぐすと糸のようになるので、この名前が付けられた。またの名を「そうめんかぼちゃ」や「糸かぼちゃ」と言うこともあって、中国ではこれはフカヒレのようだとも言われている。ちなみに食べる方法は、オーブンで焼いたり蒸すことが多い。
いくつもの木々が茂る森のような外観を持っているロマネスコだっておすすめ
一見森が生い茂っている山のように見えるが、実はカリフラワーやブロッコリーの仲間なのだ。しかし、包丁で縦半分に切ってみると、構造はブロッコリーとそっくりである。そして名前はイタリア語で「ローマ」という意味を持っている。
赤い斑点が葉っぱ全体に行き届いているレタスのようなカステルフランコ
イタリアですごく人気がある、バラの花のようなチコリー(シコレ)。葉っぱには赤い模様が付いていて、まろやかな独特の風味がある。ちなみに調理方法はサラダが多く、またの名を「冬のバラ」という。これは日本のスーパーマーケットで販売したり、イタリアンレストランで出す前菜にしても悪くない。
ルーペを通して見てみると氷の粒が付いているように見えるアイスプラント
ヨーロッパでは古くから食べられている、ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の植物。地中のミネラルを吸い上げて、表面に氷の粒のような物質を作ることからこの名前が付いた。主にサラダにして食べることが多いが、茹でてお浸しにしてもおいしい。そしてプランターで手軽に育てられるのも特徴。
普通の赤いイチゴよりも高いと言われているなかなか珍しい白いイチゴ
「雪うさぎ」や「天使の実」とも呼ばれている。非常に珍しいイチゴ。これは通常のイチゴより収穫量が少ないので値段は高いが、柔らかくて甘くすごく芳醇な味がある。だからイチゴが大好きな人にはたまらない逸品だ。
香川で誕生した普通の丸いスイカよりも値段が高いと言われている四角いスイカ
スイカの実が実り始めたら、四角い箱に入れて育てるとこのような形になる。丸いスイカにはなかった特徴が出ていて、海外からも注目を集めている。ちなみに四角いスイカは中が完全に熟してないので、食べてもあまりおいしくない。
いくつもの小さな緑の球が集結して実る芽キャベツは料理に使っても美味しい
キャベツと同じアブラナ科の植物だが、育ち方はキャベツとは全然異なっている。茎に沿って小さな実をたくさん作っていくのが特徴。そのままの形を生かして茹でたり炒めたり煮込むなどと言った料理に応用されることが多い。通常のキャベツに似てるが、全く違うと追うことをしっかり押さえておきたい。
分厚く切ってフライパンで焼くと野菜のステーキになるというトロなす
千葉県などで作られている、珍しいナス。通常のナスは紫色だがこれは緑色でしかも大きいというのが特徴だ。水分もとても多いので、焼くととろけるような柔らかさに仕上がる。そして和食で幅広く使われて、ある地方の道の駅でも販売されることも多い。
笠の大きいマッシュルームは中に具を詰めてチーズをかけてグラタンにしてもよい
マッシュルームは大抵すごく小さいものが多いが、これは笠がシイタケよりも大きいという特徴を持っている。ちなみに笠をひっくり返して、中にトマトソースを詰めてチーズを振りかけて、オーブンで焼いてグラタン風にして食べるともっと美味しい。
普通のニンジンと比べると明るい黄色をしているのが特徴の金美人参
大抵のニンジンはだいだい色が多いが、こちらは鮮やかな黄色をしているというのが特徴である。普通のニンジンによくありがちな苦みやえぐみが全くなく、甘味が強くて柔らかいので、ニンジンが苦手な子供にもピッタリである。
南米のあちこちで栽培されているとても珍しい果実・フェイジョア
苗は庭木となって果実は食用となる、フトモモ科の常緑低木。南アメリカが原産地となっていて、果実はグァバと同じような感じになっていて、日本国内でも一般家庭でも育てることができる。ちなみに果実はスプーンでほじって食べたり、ミキサーにかけてジュースにするとよい。
半分に切って中身を見てみるとほのかに赤くなっている紅の夢というリンゴ
大抵のリンゴは外の皮が赤くて中身が白いことがほとんどだが、こちらは中がほのかに赤いということが特徴である。もちろん味は普通のリンゴに劣っていないので、そのまま食べてもよいし、リンゴジャムやアップルパイに加工しても大丈夫である。
通常よりも大きいニンニク・エレファントガーリックは色んな料理に使える
スタミナをつけることで有名な野菜・ニンニクが通常よりも大きくなった。主にオレゴン州で栽培されて、その大きさは手の平一面に収まるくらいである。そして細かく刻んだりすりおろしたりして香りづけにしたり蒸して味噌と一緒に食べるとより美味しい。
外の皮を破るとプチプチした果実があふれ出てくるフィンガーライム
その名の通り、指のような形をしているからこの名前が付けられた。欧米では常に人気を集めていて、中身はキャビアみたいでプチプチした食感があるというのが特徴である。そして用途は、料理のトッピングが多い。
とろけるような食感を持ったイタリアのナス・ロッサビアンコ
先ほど紹介したトロなすと似ているが、外側の色が濃淡のある紫色になっていて、何よりイタリアの伝統あるナスに認められているのが特徴である。美味しく味わうためにはオリーブオイルを熱したフライパンで焼く、トマトソースを塗ってチーズを乗せてオーブンで焼くのが最適。
交配によって誕生した、生で食べられるカボチャ・コリンキー
玉ねぎのような形をしていて、全体が明るい黄色となっているコリンキーは、カボチャの仲間に分類され、しかも生で食べることもできる。使い道は主に生のまま薄く切ってサラダに盛りつける、天ぷらやフライなど、加熱する料理に使うことが当てはまる。
茎が緑色ではなく赤、オレンジ、黄色になっているものが多いスイスチャード
またの名を不断草(ふだんそう)、リーフビートとも言うアカザ科フダンソウ属の葉野菜・スイスチャードは、葉っぱに行き届いている葉脈及び茎が赤や黄色、ピンク、朱色となっていて、家庭菜園でも簡単に栽培でき、何よりサラダの彩になる。
一見観葉植物のように見えるが、立派な野菜を果たしているグラパラリーフ
真上から見るときれいな花のように見えるが、実はこちらはメキシコが原産とされる多肉植物となり、食べられるように改良が加えられたのだ。一口かじるとパリッとした食感とリンゴのような風味を味わえるのが素晴らしい。ちなみにグラパラリーフは、「食べられるサボテン」とも言う。
世の中には、まだまだ不思議な野菜や果物がある!
これまで紹介してきた、珍しい野菜や果物は、一度知ると自分で育てたくなって、食べたくなってくるものばかりだった。しかし世界中のどこかには、ここで紹介されなかった日本にはないような珍しい野菜や果物があるということを忘れてはならない。