モンサンミッシェルはフランス観光で必見の世界遺産の島‏

モンサンミッシェルはフランス観光で必見の世界遺産の島‏

海外旅行で賑わう国・フランス。観光客を納得させられる見どころはたくさんあるが、「モンサンミッシェル」をご存じだろうか。そこは世界遺産にも抜擢された、感動的な光景が広がる島で、観光にふさわしい場所であることを紹介。

敬虔なフランスの修道院の島「モンサンミシェル」

水辺にたたずむ神秘的な修道院として有名なモン・サン・ミッシェル

フランスのサン・マロ湾の上に位置する、面積6558ヘクタールの小さな島を指し、そこには島と同じ名前の大規模な修道院があり、レストランやホテルなどここを訪れた観光客への設備も整っている。ちなみに名前の意味は、「聖ミカエルの山」というフランス語から来ている。

場所を地図で見てみると非常に細かいくぼみに位置することがわかる

今回のテーマ・モンサンミシェルの場所を、拡大したフランスの地図で確認してみると、バスノルマンディー地方とブルターニュ地方の間にある、細かいくぼみにあることがわかる。これは決して、世界中の国々が乗っている地図ではわかりにくい。

人々を魅了する世界遺産となりさらにはラムサール条約にもなった

1979年に文化遺産としてユネスコの世界遺産登録となり、1994年に琵琶湖でおなじみの湿地の保存に関する国際条約・ラムサール条約にも抜擢された。

干潮時は遊歩道にもなりそうな道ができるというのも結構ありがたい

潮が引いた干潮の状態になると、気軽に歩いて渡ることができる。ちなみに道は2014年に木道橋の開通によってできた。なお、満潮時は海の水で覆われてしまうので、徒歩で行くくなら替えの靴下や水を通さない長靴を持っていくことが最適。なお、この壮麗な光景を目の当たりにできる、初心者にもおすすめなツアーも実施されている。

出典:panapon.com

厳島神社でお馴染みの広島県・廿日市と友好関係を結んだ実績もある

2009年に、モン・サン・ミシェルと日本の広島県・廿日市(はつかいち)市が、観光友好都市提携の調印式を行った。フランスの市長と広島の市長が廿日市のシンボルであり、海に浮かぶ宮島の厳島神社で、握手を交わした。ちなみにモンサンミシェルと宮島の共通点は、陸地の上ではなく、海の上に立っているということだ。

なぜ島に聖なる建物が建立されたのか、その神秘に迫る!

司教オベールが天使・聖ミカエルのお告げを聞かされたことで設立された

モンサンミシェルが建てられる前の小さな孤島は、キリスト教が伝わるまで墓の山(モン・トンプ)と呼んでいた。8世紀あたりにアヴランシュの街の司教(司教区を監督する聖務職)オベールが、ジャンヌ・ダルクにもお告げをしたことで有名な大天使・ミカエルの「この岩山に私を祀る聖堂を建てなさい」という言葉を受けたことで、建設が始まった。

写真に写っているのが聖オベールでいくつもの増改築も加えられた

8世紀頃にアヴランジュの司教を務める聖オベールは、夢の中で「この島に修道院を建てなさい」と、大天使ミカエルのお告げを受けた。そして小さな礼拝堂が造られたことがきっかけとなり、建設も本格的なものとなった。長い年月をかけて、13世紀になるとようやく修道院は完成し、15世紀になるとオベールを祀る聖堂も建った。

出典:www.history.com

長い百年戦争によって封鎖されたが牢獄の役割も果たしていたのだ

しかし、14世紀に百年戦争が勃発し、修道院としてではなく、要塞として使われ、フランス革命が起こると牢獄として使われた。1863年になると、ナポレオン3世によって、牢獄は閉鎖になった。そして本来の役割である修道院としてよみがえり、聖典などが再び行われた。

いざ観光へ!芸術的で素晴らしい見どころを味わおう!

城内のメインストリートでもあるグランド・リュは立派な観光スポット

フランス語で「大通り」という意味だが、実際は狭い幅の道となっている。かつては巡礼者が歩いた道だが、今はレストランやホテル、土産物屋がびっしりと並び、毎日大勢の人や観光客で賑わっている。

修道院の居住区となっているラ・メルヴィーユも美しい装飾がある

ゴシック建築の素晴らしさを持つ、3階建ての増築した部分。驚嘆という意味のフランス語が名前となっている。1212年に工事を始め、その16年後にやっと完成した。

干満の時に行けて北西の海に突き出るように建てられたサント・オベール礼拝堂

先ほど紹介したモンサンミシェルの創設者・聖オベールを祀り、称えている礼拝堂。なお、これは15世紀に新たに増設された。

敵の攻撃から守る城壁や見張り台の役割も果たしていたガブリエルの塔

ガブリエルとは、聖母マリアに受胎告知をした新約聖書に出てくる天使の名前である。昔は戦争で使う大砲が置かれていたが、船が安全に渡れるように海に光を届ける灯台の役割を果たすようになった。

だいぶ寄って間近で見ると芸術的な装飾が加わっているのがわかる控え壁

聖堂及び修道院を襲撃から守るために造られた、頑丈な壁。壁をじっくりと見てみると葉っぱの形をした装飾が印象的となっている。

出典:www.flickr.com

15世紀の頃は衛兵に守られていた王の門はなかなかかっこいいデザイン

敵の進入を防ぐ鉄柵と跳ね橋を備えた門。戦争の名残を語っているが、ここをくぐっていくと、修道院へ向かうことができる。ちなみにここはモンサンミシェル唯一の入り口だ。

今でも完全な形と頑丈さが保たれている城壁は道に沿って建てられている

長い歴史を誇る、ヨーロッパの百年戦争で、敵の攻撃に対抗するために造られた城壁。高さもかなりあって、造りも丈夫なので、そう簡単に破ることはできない。

137本もの柱でしっかりと支えられている回廊からも素晴らしい景色が見られる

修道士たちが瞑想にふける場所で有名な、美しい装飾の回廊。何本ものあまり太くない柱に支えられていて、大きな隙間から差し込む光が長い道の回廊を照らし、多くの人の心を感動させている。

高い位置から光が差し込んでくるのが特徴のモン・サン・ミシェル修道院内部

修道院の造りはゴシック様式をメインにしていて、ノルマン様式、ロマネスク様式などの他の造りも取り入れていて、さらに聖堂の奥には、高い位置の窓から光が差し込む神々しい祭壇がある。この光は、希望を与える神の光だと崇められた。

イギリスとの百年戦争で重要な役割を果たしていたファニの城壁も必見

戦争中敵の侵略に対抗して、修道院を守るために造られた頑丈な要塞で、その後ろには、ガブリエルの塔があり、イギリスとの長い戦いで大いに役に立った。そして干潮時になると、島の外側の地面から一周するように見学することができる。

出典:www.flickr.com

石を積み上げて造られた神聖な部屋となるサンテティエンヌ礼拝堂

こじんまりとした、頑丈な造りの礼拝堂。2階にあり、太い柱でがっちりと支えられていて、さらに礼拝堂全体が上の階を支えている。礼拝堂の中身は灰色のレンガや石で作られて少し薄暗い印象があるが、そばにある小さな窓から差し込む光によって雰囲気がよくなっている。

入り口にはジャンヌ・ダルクの銅像が置かれているサン・ピエール教会

島の中にある教会。司教オベールへお告げをした大天使・ミカエルを祀っている。祭壇の両側にあるステンドグラスから差し込む光は、薄暗い教会を照らしている。

朝・昼・夕方・・・島は時間によって感動を誘う姿になる

だんだん昇ってきた太陽に照らされて輝いている朝のモンサンミシェル

まだ太陽が昇る前の早朝は、朝露が霧になって島全体を包み込む。するとモンサンミシェルはまるで雲の上に浮かんでいるみたいな光景になる。そして霧が晴れて朝日が昇ってくると、その光に照らされて人々の感動を誘う。

晴れ晴れとした青空の背景にはっきりと目立っている昼のモンサンミシェル

だいぶ太陽が昇って行って空が青いと、建物自体がはっきりと見えてきて、全ての景色を一望できる。これはまさに観光にふさわしい光景で、何よりこの島自体が映えているのがわかる。

出典:www.flickr.com

暗い空と明るいオレンジ色の背景で目立つ夕方のモンサンミシェル

だんだん地平線へ沈んでいく、真っ赤な夕日によって建物は照らされ、青い空とオレンジ色の雲が調和した背景と馴染み、より美しさが際立つ。これまで紹介してきた自然を取り入れた3つの光景は、西洋の驚異と例えられている。

空が暗くなっても建物全体に行き届いたライトアップでさらに照らされる

もう完全に太陽が沈んで空が暗くなってしまっても、建物自体を明るく照らすライトアップがあるので安心できる。照らされた建物は、すっかり暗い空とよく馴染んでいる。

海水で満たされた満潮時は水面に姿を映していてなかなか素晴らしい

満潮時で道が水浸しになってしまうと、ちょっと不便に感じてしまうかもしれないが、満潮の時でしか味わえない光景がある。それは写真で見て分かる通り、満潮によってできた高さがある水面が、モンサンミシェル自体を鏡のように映し出すことだ。

ふわふわ感がたまらない!ここの名物「幻のオムレツ」をご賞味あれ

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参加したエディタ

最終編集:akichan

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