薬膳料理が食べられる東京のお店 中国の漢方食材でアンチエイジング

これらが薬膳料理の一例で主に漢方などの生薬を含んでいるのが特徴

まず「薬膳」とは、日常にありふれている食材と、漢方として使われてきた生薬を組み合わせて作った料理である。その料理は千差万別で、医食同源という言葉がふさわしいと言える。効果は色々あるが、美容や健康に良く、老化予防・アンチエイジングにもおすすめなところが挙げられ、これらは、古代中国で誕生し、長い歴史を持っている。

たくさんの種類があってそれぞれ効能が異なる薬膳料理に欠かせない生薬

唐辛子を始め、八角、ウコン、陳皮、ナツメ、松の実、西洋人参、杏仁、白きくらげ、黒きくらげ、クコの実など、豊富な種類がある生薬は、古くから中国で薬替わりとして使われていた。写真に載っているのはあくまでも一例だが、生薬の配合によって、体質、症状に合う薬膳料理ができる。

生薬を色々組み合わせて作る薬膳茶は忙しい時でも手軽に取れるメリットがある

薬膳の種類は、食べる料理だけではなく、飲むお茶にもある。毎日薬膳料理を食べるのは大変だという方は、お茶で摂取しても良い。生薬の組み合わせを変えることで、あらゆる体の不調を改善できる。

料理にハーブを使っているのも特徴の銀座カフェビストロ 森のテーブル

料理一つ一つに、ハーブや生薬を使っているレストラン。他では味わえない、香りと味を楽しめるのが特徴で、従来の薬膳料理よりももっとモダンな印象の料理が揃っている。

住所：東京都中央区銀座2-4-18 アルボーレ銀座ビル9F

心と体に元気を与える健康効能が生かされた丸ごとハーブのバームクーヘン

１４種類もある、銀座カフェビストロで焼き上げたバームクーヘン。余計な添加物を一切使わず、しっとりとなるように仕上がっているのが特徴で、もちろん、これにもハーブやスパイスが入っている。

満足のコースを提供する食文化サロン　白金劉安（しろがねりゅうあん）

正真正銘の漢方を使った、薬膳料理のレストラン。中国の雰囲気が伝わってくる店内で、紀元前から伝わる薬膳料理のコースを提供する。写真は、白ごまと黒ごまのタレを使った焼き豚である。

住所：東京都港区白金台5-13-35

中国から招いたシェフが料理を作っている御膳房（ごぜんぼう）銀座店

主に雲南料理を扱うレストラン。安全な食材のみを使っていて、さらには薬膳料理も提供している。御膳房はいくつか店舗があるが、この銀座店は看板メニューの薬膳料理「雲南キノコ鍋」を提供している。

住所：東京都中央区銀座２－６－５銀座トレシャス１１階

ORIENTAL Recipe Café　オリエンタルレシピカフェ

野菜ソムリエと薬膳コーディーネーターの資格を持つオーナーが運営する薬膳料理の店。カジュアルな店内で、個性的な薬膳料理を楽しめる。他にも、朝限定メニューやランチメニュー、中国茶を揃えている。

住所：東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-14 1F

たっぷりのきのこが入った菌活鍋（きんかつなべ）は女性でも男性でも楽しめる

豊富なキノコを具材にして肉を一切使っていない、体によい菌を育む鍋料理。これは、オリエンタルレシピカフェの期間限定メニューだが、寒い冬に食べると元気が爆発しそう。

韓国料理研究家が手掛けていて高く評価される高級店・尹家 （ユンケ）

ミシュランガイドで、２つ星を獲得したという功績のあるレストラン。元々はオリジナル性を取り入れた韓国料理を提供するレストランだが、薬膳料理の要素も練り込んである。

住所： 東京都中央区銀座８－５－１ プラザＧ８ビル １Ｆ

これらは尹家で使う食材で素人では決して手に入れられないことが伝わる

新鮮な食材と、生薬が合わさることで、１つの素晴らしい料理ができあがる。もちろん添加物や化学調味料は一切使わないので、子供でも安心して食べることができる。

宴会や接待も快く引き受ける薬膳韓国料理 雑草家（ざっそうや）

暖かな雰囲気の店内で、和風を取り入れた韓国薬膳料理を食べられるお店。おつまみにもなる一品料理を始め、キムチ、参鶏湯（サムゲタン）、焼き肉、スープなどが美味しい。

住所：東京都港区南青山４丁目１−１５ アルテカベルテプラザB1F

鹿児島産の黒豚を使ったポッサムはあっさりしていて体によいとされる

雑草家の自慢メニューで、豚肉を蒸したものを、サンチュなどの野菜で包む料理。豚肉はしつこい脂がすっかりと抜けていて、キムチやクコの実、エゴマの葉など薬膳効能がある具材も包む。

中国食文化の真髄を伝える中国薬膳料理 星福（シンフウ） 銀座本店

漢方を使った、中国で古くからある薬膳料理を提供するレストラン。中には、フカヒレやアワビをぜいたくに使ったものや、店オリジナルの料理もたくさんある。

住所：東京都中央区銀座6-9-9 かねまつビル6F

1000円以下の値段で味わえる養生薬膳蒸しスープはありがたい

星福が誇る、創業以来老若男女に人気のあるオリジナルスープ。具材は、コラーゲン豊富な豚の軟骨を始め、大豆、白きくらげ、黒きくらげ、クコの実、大根、人参など、薬膳にふさわしいものが揃っている。

女性にピッタリなコースもある薬膳 ZEN ROOM（ゼンルーム）

日々の健康や美容を維持する、リーズナブルな値段を心掛ける、食の楽しさや美味しさを追求することをモットーとしているお店。写真は薬膳ディナーコース・ライトコースとなっていて、２つの味が楽しめるスープの薬膳鍋と、日替わりの小皿料理、体によい素材を使った蒸し餃子、デザートが１つになった、ZEN　ROOMおすすめのコース。

体を芯から温めるようなメニューが揃った薬膳レストラン10ZEN

「10zenサラダ食べ放題」というサラダバーも完備した、あらゆる体の不調に対応できる薬膳料理を提供するオシャレな雰囲気のレストラン。リニューアルして、より気軽に入れるお店になった。

住所：東京都港区高輪3-25-29 漢方ミュージアム内

2種類のスープで具材をぐつぐつ煮込んで食べる元祖 ぷるっぷる美肌鍋

10ZENを訪れた女性の多くが注文する、この店の看板メニュー。肝心のスープは烏骨鶏（うこっけい）から取っていて、さらに冷えを改善する28種類の生薬を加えて長い時間煮込んでいる自慢のスープだ。

主に上海・四川・薬膳を取り扱う中国美食縁 アイニンファンファン

皇居の近くにある、おもてなしにふさわしい店内を持つ中華料理店。素材の味はもちろん、漢方、生薬の効能も生きている料理のコースメニューは、接待や宴会にも最適である。

住所： 東京都千代田区麹町１丁目７

一つ一つ心を込めた自慢の料理を出すコースメニューは豊富にある

アイニンファンファンは、決まっているコース料理のみの提供となる。古くから中国の宮廷で食べられている料理は、体に良い素材をふんだんに使っている。

常に予約でいっぱいということは当たり前の古月（こげつ） 池之端 本店

風情のある個室で、丹精込めて作られた、体に優しい中華料理を頂けるレストラン。伝統的な調理法と、季節の素材が１つになった味は、素晴らしいものである。

住所：東京都台東区池之端4-23-1

高級食材で有名だが栄養が豊富にあるスッポンを取り入れたすっぽんコース

多くの食通が好む、栄養満点のスッポンを贅沢に使用した、古月自慢のコース料理。もちろんそこにも、薬膳の要素を取り入れている。

専門家の慣習によってまとまっている代官山 花壇 笑龍 渋谷西武店

野菜ソムリエと、薬膳アドバイザーの指導によって考えた、中華の薬膳料理の店。料理はどれも、素材の味と生薬が生きていて、満足できるものばかりである。

住所：東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店 8F

体に優しい新感覚の精進薬膳を楽しめるのはこの迎冬温身菜譜以外にはない

野菜ソムリエによって監修された、笑龍の一押しメニュー。野菜をふんだんに使った、体が温まる冬限定の薬膳コースメニュー。

臭みのない羊肉を頂ける蒙古薬膳しゃぶしゃぶ小尾羊（シャオウェイヤン）新大久保店

チベット、モンゴル、中国で古くから食べられていた「秘伝のスープで頂く羊の肉のしゃぶしゃぶ」を専門的に扱うレストラン。羊肉は、豚肉や牛肉よりもコレステロールが低く、ビタミンや鉄分などの栄養が豊富だから、ぜひ食べておきたい。

住所：東京都台東区上野７丁目３−２ TSDビル2F

それぞれ味が異なる3種類のスープで美味しく頂く蒙古薬膳しゃぶしゃぶ

小尾羊が胸を張って誇る、薄く切った羊肉のしゃぶしゃぶ。肉や野菜を美味しくいただける、３種類の唐辛子の入った辛いスープ、コラーゲンの入った白いスープ、がん予防の効果のあるスープは、薬膳効果をしっかり果たしてある。

Shangrila's secret（シャングリラシークレット） 銀座店

今までに味わったことのないような薬膳料理を手掛けていることで有名な店。特に味わってほしいメニューと言えば、写真にある「きのこしゃぶしゃぶ鍋」で、スーパーマーケットでは決して手に入らないきのこも使われている。

住所：東京都品川区大井1-53-5 高山ハイツ103

薬膳を手軽に食べてもらえるようにカレーに取り入れている香食楽（カクラ）

こちらは、27種類もの生薬やスパイス、ハーブを調合してカレーに加えた「薬膳カレー」を売りとしている。もちろんカレーには小麦粉や化学調味料なんて一切加わっておらず、お好みで好きな具をトッピングできる。

住所：東京都目黒区上目黒２丁目４２−１３

ランチや薬膳火鍋が人気のイタリアン薬膳の店・La Beaute（ラ・ボーテ）

薬膳とイタリアンを融合させた、他では見られないオリジナル料理を提供しているお店。もちろん多くの女性から人気があって、店内は木の温もりを感じられるような造りになっている。

住所：東京都新宿区四谷２-３-１９ 四谷大新ビル ２F

美と健康を保つためにある薬膳と、宮廷料理を融合させた厲家菜（レイカサイ）

ミシュラン東京2019にも選ばれた厲家菜は、西太后の愛した美と健康の長寿食を作り続けていて、医食同源の発想を大切にしている。何しろ料理一つ一つにこだわりと繊細さが行き届いていて、贅沢な美食を味わえるのも素晴らしい。

住所：東京都 中央区 銀座 1-7-7
　　　ポーラ銀座ビル ９F

誰でも気軽にすすれるスープを提供する、毎日薬膳スーププラス

体によい薬膳スープは敷居が高い・・・と悩んでいる方は、この店に寄ってみるとよい。こちらは３種類の中から一つ選べる薬膳スープと、ホットまたはアイスを選べる薬膳ティーを提供していて、しかもスープは相性抜群のトッピングも用意されている。

住所：東京都渋谷区神宮前４丁目７−３

毎日食べても飽きないような麺料理を手掛ける、薬膳マーラータン

東洋一の歓楽街と言われる新宿・歌舞伎町では夜６時から翌朝６時まで営業している薬膳マーラータンがある。ここでは二日酔いにも効きそうなスープと麺、お好みのトッピングが融合した、手軽な薬膳料理が楽しめる。

住所：東京都 新宿区 歌舞伎町 2-21-4
　　　三径21ビル 1F

薬膳と韓国料理の要素を見事に融合させた、水刺齋（スランジェ）

これまで紹介した薬膳は中華だけではなく、韓国料理とも調和できて、女性に嬉しいアンチエイジングにも貢献している。写真の水刺齋は、酵素が生きているキムチを始め、新鮮な野菜や薬膳食材を使ったメニューを提供し、多くの人を満足させている。

住所：東京都渋谷区渋谷2-21-1
　　　渋谷ヒカリエ 6F