メキシコの死者の日のお祭り・デイオブザデッドまとめ

メキシコの死者の日のお祭り・デイオブザデッドまとめ

メキシコには、デイ・オブ・ザ・デッド(西:Dia de los Muertos)と呼ばれる盛大なお祭りがある。これはメキシコ全土に広る亡くなった人の魂を慰める祭典。その様子はとにかくカラフルで、ユニークで賑やかで、重くて暗い印象は全く与えてない。ということを紹介する。

メキシコの大切な死者の日(ディ・オブ・ザ・デッド)とは一体?

出典:edition.cnn.com

死者の日は元々ラテンアメリカの祝日だったが今ではメキシコに深く馴染んでいる

メキシコを始め、キューバ、ジャマイカ、プエルトリコなどのラテンアメリカ諸国で定められている祝日であり、10月31日~11月2日の間に行われ、その日には家族や友人が集まって亡くなった人への思いを偲ばせて、語り合い、歌って踊ったりする。

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死を恐れるのではなく、死者とともに楽しく笑うのが最大の趣旨となる

やっぱり人間は、死に対して恐怖や恐れを感じることが覆うが、デイオブザデッドではそのようなことを一切感じさせず、心の底から楽しむということを趣旨としている。そしてこの祭りには、幼い子供も参加するのだ。

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そのユニークさは、ピクサー映画の一つ、リメンバー・ミーでも採用された

ウォルトディズニーとピクサー・アニメーション・スタジオが協力して作り上げた映画、リメンバー・ミーは、全てがコンピューターアニメーションでできていて、何より死者の日がテーマとなっている。

世界的に有名な祭典・ハロウィンとはどのように違うのか

お化けや幽霊が登場するお祭りと言えば、世界的に有名なハロウィンも当てはまる。こちらはカボチャをくり抜いて色々なお化けの格好をするが、日時は10月31日だけで、アイルランドの宗教的な祭りが起源となっているのが特徴。

お墓や祭壇もこの日になると、華やかに変身する!

故人の写真を祀る祭壇・アルタールには色んな物がずらりと並んでいる

アルタールと呼ばれる祭壇の上には、亡くなった人の写真や炎が灯ったろうそくが置かれ、そしてポンポンのような形をしたマリーゴールドの花がたくさんあしらわれている。
何だか神聖な感じが伝わってくる。

こちらはたくさんの果物が乗っていてトロピカルな雰囲気が出ている

こちらの祭壇は、バナナ、オレンジ、リンゴなどの果物がたくさん乗っている。また、祭壇にかけているクロスも鮮やかな色なので、全体が熱帯的な感じを出している。

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死者が眠る墓地も祭りになるとこんなにおしゃれにアレンジされる

普段は冷たい灰色の墓石が並ぶ墓地も、死者の日になるとこんなにおしゃれになる。ろうそくの灯りと色んな草花が、墓地全体を温かい雰囲気に包んでいる。このような風潮にすることで、死は悲しくて怖いものではなく、笑って楽しく受け入れるものという考えを与えている。

オフレンダと呼ばれるお供え物には、このようなパンが定番となる

神聖な祭壇に沿えるものは、ロウソクや果物、マリーゴールドの花だけではなく、写真に写っている独特の形をしたパンも定番となっている。これは死者のパンと呼ばれ、表面は骨を模った部分があって、外はカリッとして中はふんわりとしている。

骸骨、陽気、鮮やかな色がメキシコ全体を包みこんで盛り上げる!

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青とピンクのドレスを纏った骸骨はいかにもおしゃれという雰囲気

死者の日では、素敵にドレスアップした骸骨がずらりをあらゆる場所に並んでいる。これは、ドレスにラメが入っていてひときわ目立っているように見えて、何よりメキシコ独自の陽気な雰囲気が伝わってくる。

一部の道は祭壇にも使うマリーゴールドの花びらで埋め尽くされている

祭壇にも飾られていた、ポンポンの形をしたオレンジ色の花・マリーゴールドは、花びらを隙間なく道に散らす。なおマリーゴールドは、「聖母マリアの黄金の花」という意味がある。

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きちんとした服装を決めている骸骨の紳士と貴婦人だって欠かせない

こちらは、びしっと正装を決めた骸骨と、いかにも貴婦人のような装いをした骸骨である。

色んな要素が加わって長く続いている何とまあ鮮やかな道のカーペット

これはいかにも、長さがどこまでも続いていそう。マリーゴールド、果物、骸骨が素晴らしいプロムナードを作り上げてきている。

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おめかしした骸骨がずらりと並んでいていかにも祭りを盛り上げようとしているのが伺える

みんなお祭りを盛り上げようとしている様子がうかがえる。メキシコ人のひょうきんな心が十分ににじみ出ている。

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楽器を使ってラテン系の楽しい音楽を奏でていそうな様子を表現している

ラテン風の帽子を被った骸骨が、楽しく音楽を演奏している感じである。まるで死者の魂を慰めているように見える。

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どの骸骨も着飾っていてみんなお祭りを楽しみにしているのがわかる

これだけおしゃれした骸骨がいるってことは、骸骨一人一人に魂が宿って、お祭りを盛り上げようと張り切っている様子がうかがえる。

もちろん死者を祀る祭壇にも髑髏(どくろ)がずらりと並んでいる

骸骨の頭の部分である髑髏を、赤や黄色を基調とした祭壇にたくさん並べた。

そして人々は、華やかな骸骨になって街を練り歩く!

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死者祭り当日ではもちろん地元の人々もメイクをして気合を入れる!

顔を白く塗って、目の周りを黒く塗ってあとは頬紅などを塗ると、素敵な骸骨メイクの出来上がり。祭りに参加するなら、このメイクは不可欠である。

魔女のような飾りも取り入れてホラーのような不気味さも出している

骸骨メイクに、黒いとんがり帽子とドレスが加わると、何だか骸骨ではなく魔女のような雰囲気が出てくる。これぞまさに、メキシコ版ハロウィンである。

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化粧だけでなくドレスや日傘などを加えるととてもおしゃれになる

黒の衣装とラテンアメリカハット、赤いドレスと日傘は、不思議なことに骸骨メイクとよく合う。

3人そろって凝ったメイクをしていて頭に花を飾るという方法もある

頭にある花を始め目の周りの紫や水色のおしろいが、さらにインパクトを与えている。

これぞまさに芸術の域という言葉が似合うインパクトが込められた

おしろいの色使い、模様一つ一つがまさに芸術の域である!目の周りが濃い赤と緑色なので、見た人を圧倒させる。

頭に飾り付けた大きなバラがメイクと調和して更なる魅力を与えている

頭に飾ってある花がメイクを引き立てていて、ますます全体を盛り上げているのが伝わってくる。

祭典の記念に買っておくべき、バリエーション豊富な骸骨グッズ!

まず忘れてはならないのがカラフルに塗装された髑髏(どくろ)の飾り

顔、頭部を含んている髑髏のオブジェ。これは死者の日真っ只中にある露店で売られている。さらに色や模様の組み合わせによって、種類は千差万別になる。

出典:www.etsy.com

鮮烈な蝶の羽がついた小さな髑髏だって立派な飾りになってくれる

赤と黒の鮮烈な蝶の羽がついた小さな骸骨は、ストラップ金具をつけてストラップにしても面白い。

出典:dondeir.com

こちらは背が高くて服を着ている小さな人形に整えられた骸骨である

怖いという印象の骸骨も、このような人形にすれば愛嬌あふれるものに早変わり。

出典:www.etsy.com

小さな子供にピッタリな靴の形をした靴下にも骸骨を忍ばせている

小さな子供の足にピッタリな、靴のような靴下。髑髏の柄がついているが、色合いによって楽しいデザインになっている。

仮面舞踏会に出てきそうなマスクにも骸骨の要素を取り入れている

目の周りに華やかな濃いめのアイシャドーを描き、あちこちに華やかな模様をあしらい、造花や羽をつけた仮面。顔全体におしろいを塗るのが嫌だという人は、これがおすすめ。

こちらは肌が弱くておしろいが塗れない人のためにお面も用意している

これも、顔全体におしろいを塗ることができないという方におすすめの商品。顔全体を覆うので、化粧下地、化粧水、乳液を塗る手間も省ける。

出典:www.etsy.com

1本のひもに髑髏を描いた紙を貼りつけてフラッグガーランドにアレンジ

いくつもの旗を繋ぎ合わせて作る「フラッグガーランド」に髑髏の模様をつけると、なんと見事に調和する。そして、背景のビビッドカラーにもしっくり馴染んでいる。

ビール・お菓子などにも、骸骨があしらわれている!

髑髏の形に整えて焼いたクッキーをアイシングやチョコレートペンでデコレーション

卵白と粉砂糖で作った「アイシング」を髑髏を模ったクッキーに塗り、これまで紹介したあのメイクと同じようにチョコペンで色々な模様を描いた。

祭り当日で出されるチョコレートにも立体的な髑髏が使われている

骸骨の頭部そのままを模ったチョコレートに、食べられるお菓子の素材でカラフルに飾り付けをした。死者の日では、先ほどのクッキーやこのチョコレートを専門的に扱うお店が出ている。

この祭りのためにアレンジした独特のラベルが張られているビール

ビンのラベルがエキゾチック。祭りの夜にこれで是非乾杯したくなることはもちろん、トルティーヤなどのメキシコ料理にも十分に合いそう。


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