イタリア先端部にある地中海最大の島・シチリア島の魅力!
イタリアは、実は地中海で最大の島を所有しているということをご存じだろうか。それは「シチリア島」といい、世界中からの観光客が訪れている国である。そしてここには映画撮影でも使われた歴史的な建物や、美しい海、神聖なる遺跡などの見どころがたくさんある。
イタリアは、実は地中海で最大の島を所有しているということをご存じだろうか。それは「シチリア島」といい、世界中からの観光客が訪れている国である。そしてここには映画撮影でも使われた歴史的な建物や、美しい海、神聖なる遺跡などの見どころがたくさんある。
LIKE
2
地中海の理想の島・シチリア島ってどんなところ?
地中海に浮かぶシチリア島はイタリアの特別自治州の1つと言われている
イタリア半島の南西部に位置する、地中海最大の島。島自体は東地中海と西地中海を分断していて、その海の恵みを受けている。そしてここには観光にふさわしい都市と見どころがたくさんあるので、毎年多くの旅行客が訪れている。
パレルモはシチリアの重要都市となっていて多くの観光客が押し寄せる
シチリア島が誇る、最大の都市。長い歴史によってここまで発展して、シチリアで一番の目玉の都市となった。そして素晴らしい建物や美味しい食材を売る市場なども整っている。
2本のメインストリートが交差している、クアットロ・カンティ
「4つの角」を意味している名前が付けられたこの場所は、通りの角の壁面に装飾があり、いくつものバロック調の建物が並んでいる。この交差点自体が芸術作品のように見えて、噴水や石像も並んでいるので、多くの人が感動している。
ずっと大切にされていて指定保護文化財でもある大聖堂・モンレアーレ
先ほど紹介したパレルモの中にある、小さな自治体。ここにはとても大きい神聖な教会堂があって、多くの人たちが訪れてきている。なので、パレルモに寄ったらこのモンレアーレも忘れてはならない。
海に面している地方・タオルミーナはリゾート地として人気がある
古代ギリシャと古代ローマの影響を受けて発展した、古くから親しまれている観光地。写真でわかるように、湾曲した部分には地中海が広がっている。そして周りには風情がある建物が建っている。
イタリア本島から来た船が行き来する港町でお馴染みのメッシーナ
シチリア島北部にある、このメッシーナという地方も忘れてはならない。戦争が行われるなど歴史的事件の舞台にもなり、甚大な被害をもたらしたメッシーナ地震もあったが、今では多くの人を惹きつける名所となっている。
何度でも訪れたくなるような、感動を呼ぶ観光名所が充実している!
神聖さと清らかさが一つになっているモンレアーレ大聖堂も立派な指定保護文化財建造物
パレルモを代表する、荘厳で神聖な歴史的建造物。外側、内側共に素晴らしい造りになっていて、多くの人を魅了している。そしてここは、2015年に世界遺産として認められた。至るところに、芸術的な細工があるのが特徴。
素晴らしいバロック建築の技術が行き届いているサン・ジョルジョ大聖堂
バロック式の要素を生かした、すごく立派な教会。中には数々の名画が飾られていて、細々とした飾りが取り入れられている。特に窓にはステンドグラスが張られているので、光が差し込むとより素晴らしいものに感じる。
古代ローマの別荘として有名なヴィッラ ロマーナ デル カサーレ
至るところに細々としたモザイク画があるという、いかにも芸術的な見どころ。1997年に世界遺産としても選ばれて、多くの観光客を惹きつけている。ここには多くの人が長い歴史の中で移住してきた。
晴れた日はあちこちにある緑の植物が十分に映えてくるイブレオ庭園
生い茂っている緑の木や植え込みなどが印象的な、立派な庭園。真ん中には池があって、きた人を優しく歓迎してくれそうな印象が出ている。そして何より、疲れた時にここで休憩すると、気分がリフレッシュできそうだ。
訪れた多くの人を魅了しているラグーサ・イブラは感動を誘う街だ
古き良き風情が残っている、バロック形式の建物が集う旧市街。ここにも神聖な教会がずらりとあって、住んでいる人たちはみんな陽気である。なのでここを散策してみるのも立派な観光になる。
現在に至っても保存状態がよくて貫禄を感じさせるコンコルディア神殿
アグリジェントという都市にある、ギリシャのパルテノン神殿みたいな風貌を持つ、シチリア自慢の歴史的建造物。そしてここは今でも神殿の谷と称されている。遺跡が好きな人は必ず見ておくとよい。
ユネスコの世界遺産にも登録された遺跡が並ぶ、アグリジェント
シチリア島の南西部に位置する町・アグリジェントは、古代ギリシアの姿を後世に伝える役割を果たしていて、ここには世界遺産にも認められた数々のギリシア神殿群が並んでいる。なお、この一帯からはヘレニズム、ローマ時代の都市遺跡や前キリスト教時代の埋葬跡なども発掘された。
堂々とした何本もの柱が立っている重要な古代遺跡・セリヌンテ
かつてはセリヌスという名前だったが、現在はセリヌンテと呼ばれているこの都市は、最も重要なギリシア都市の一つとなっていて、ここでも古代ギリシアの遺跡が集結している。ちなみに写真に写っているのは、ヘラ神殿である。
昔からずっと有名な陶器を作っているカルタジローネも見ておきたい
陶器の街として有名になっている、標高600mの山の上にある街。ここは芸術的な細工をした長い階段があって、シチリアを盛り上げる観光名所となっている。そしてこの都市自慢の陶器をお土産として買う人も多い。
写真に写っている神殿のような建造物が目印のシラクーサ(ギリシア劇場)
シチリア半島南西部に位置する小さな自治区で、この地区にある歴史的な建物はすべて世界遺産となっている。そして太宰治の代表作・走れメロスもここが舞台となっているのだ。
これまで発掘された歴史を物語る出土品を展示している州立考古学博物館
先ほど紹介した神殿の谷や、アグリジェントのコンコルディアから発掘された出土品を、ずらりと展示している博物館。高さ8mもある巨大人像柱テラモーネや、大理石で作った青年の像が、訪れた人を歓迎してくれる。
内部にパラティーニ礼拝堂も併設しているノルマンニ宮殿だって目玉だ
こちらもシチリアの重要な遺跡となっている、深い歴史を持つ建物。アラブ人が造って持ち主が変わっていった宮廷だが、今では礼拝堂も兼ねた観光名所として名を馳せている。
こちらは中に入ると清らかな気持ちになれそうなパラティーナ礼拝堂
先ほどのノルマンニ宮殿の2階には、パルレモの中でもっとも美しいと言われている名所・パラティーナ礼拝堂がある。天井、床、そして支えている何本もの柱には、細かくて美しい芸術が練りこまれている。
パルレモの中で最も優れていると言われている素晴らしきマッシモ劇場
ヨーロッパ3大劇場の1つに選ばれる、外側も内側も立派な造りとなっているオペラ劇場。今ではたくさんの演劇が披露されているが、1974年からずっと使われておらず、23年後にもう一度復活したという歴史もある。
まさに青色と白色が見事に調和しているスカーラ・デイ・トゥルキ
柔らかくて白い砂に覆われている、シチリア自慢の浜辺。こんなに純粋な白を持った浜辺があるなんて、驚きである。そして広がっている海はもちろん地中海である。ちなみに、ここの砂をビンに詰めて持って変えるという人もいる。
ヨーロッパ全土で有名で噴火もしょっちゅう起こしているエトナ火山
シチリアだけにとどまらず、ヨーロッパ全土で有名となっている活火山。頻繁に噴火を起こしているが、大きな被害は出ないので、たくさんの人がこの麓で暮らしている。
ジェットコースターやプールがひとまとめになった遊園地・エトナランド
シチリアが所有するのは、大人向けの遺跡や博物館といった観光名所ばかりではない。ジェットコースターや専用ボートで渡るプール、ウォータースライダーなどが集結した、子供にとって楽しい遊び場になる、この施設も忘れずに。
多くの人を惹きつけて魅了する地中海がシチリアを始めとするリゾート地を引き立てる
シチリア半島を囲んでいる海と言えば、世界中で有名なこの地中海なのだ。透き通るような青い海は、多くの人を感動させて引きつけている。そしてこの海は、あらゆる恵みをもたらしてくれる。
ドイツの有名作家・ゲーテも絶賛したと言われているギリシャ劇場
イタリアが所有するシチリア島にも、古代ギリシャの名残を残す遺跡がある。5000人を収容できる観客席がそのまま残っていて、戦争で一度破壊されてしまってもここが伝える素晴らしい景色は変わりない。
魚介類、オリーブオイルなどを使っている、この土地自慢の美味しいグルメ!
シチリア自慢の市場には地元で獲れた新鮮な魚介類がたくさん揃っている
シチリアには、獲れたての新鮮な魚介類を売る市場がたくさん出ている。もちろん地元の人は訪れて、たくさん買って行く。ちなみに魚介類は魚を始め、海老やイカ、タコ、そして貝類などがある。
野菜や果物も充実していて毎日多くの人がたくさん買い求めている
もちろん市場には、先ほど紹介した魚介類だけにとどまらず、新鮮な野菜や果物などを取り揃えている。太陽の恵みをたっぷりと浴びて育った果物や野菜も、多くの人に買われていっている。
またの名をパスタ・コン・レ・サルデとも言う風味豊かなイワシのパスタ
新鮮なイワシを裁いてオイル漬けにして、細かく刻んで茹でたパスタに和えるだけでできる、地元で愛されている料理。これは多くのパスタレストランで出されているが、オイルサーディンの缶詰を買えば、日本へ帰った時でも作れる。
パンを始めとするお惣菜などをたくさん揃えている店・ロスティッチェリア
イタリア本土で食べられている家庭料理や、ふんわりとしたパンを毎日作って提供しているこの店は、ちょっと料理をしたくない人の強い味方になっている。
今までのようなハンバーガーとは異なるパニーノ・コン・ミルツァ
日本のファストフード店では全然見かけない、シチリア島自慢のご当地バーガー。中にはしっかりと煮込んだ牛の内臓を挟んでいるのだ。あまりにも珍しくて遠慮してしまう人もいるかもしれないが、ぜひ試してみるとよい。
イタリア及びシチリア島が誇る地元らしいB級グルメ・アランチーナ
中にチーズが入っている、イタリア自慢のライスコロッケ。主に屋台で売られていることが多いので、是非買って食べてみるとよい。特に揚げたてのアツアツはとても最高である。
食事と一緒に頂くと最高な、シチリアワイン
地元で採れたブドウを贅沢に使って、1つの美味しいワインを作った。これは肉料理、魚料理、パスタ、ピザとも相性抜群で、赤、白、ロゼといった種類も揃っている。もちろんお土産に買って行ってもよい。
夏になると欠かせなくなるのが、何と言っても種類が豊富なジェラート
イタリア独自のアイスクリーム・ジェラートはシチリア島にも浸透していて、しかも現地では地元の素材を贅沢に使ったジェラートが揃っている。ちなみにジェラートはコーンに山盛りに盛られることが多く、切込みを入れたパンに挟んで食べる場合もある。
本土では朝食に食べることが多いフルーツ果汁のかき氷・グラニータ
果物の果汁を凍らせて、かき氷のように削っていただくという、イタリア自慢のデザート。とくにシチリア産レモンなどの柑橘類で作ると、よりお口がさっぱりとしそうだ。
スペインのパエリアに似ている魚介類を使った料理・魚のクスクス
エビ、魚、ムール貝などの魚介類を贅沢に使った、この土地ならではの名物料理。そして魚介類と同じように重要な材料の、「クスクス」は小麦粉を練ってお米のような形になるようにしたものである。
シチリア地方に伝わる伝統的な甘いお菓子・カンノーリもおすすめ
筒状になっているサクサクしたパイには、生クリームが詰まっていて色んな味付けがされている。パイとクリームの調和を楽しめて、紅茶やエスプレッソ、コーヒーにも合うイタリア自慢のお菓子である。