リオのカーニバルでサンバで盛り上がろう・ブラジル
南米最大の国・ブラジルを象徴する祭りと言えば、「リオのカーニバル」である。それは世界中の祭りベスト10に入るぐらい有名なカーニバルである。これは情熱・盛大・サンバ・音楽という要素によって成り立っている祭典だと十分に感じる。その文化は世界中で有名にとどまらず、日本にも浸透しているということを紹介する。
南米最大の国・ブラジルを象徴する祭りと言えば、「リオのカーニバル」である。それは世界中の祭りベスト10に入るぐらい有名なカーニバルである。これは情熱・盛大・サンバ・音楽という要素によって成り立っている祭典だと十分に感じる。その文化は世界中で有名にとどまらず、日本にも浸透しているということを紹介する。
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世界中で知らない人はいない、熱狂的な「リオのカーニバル」とは?
リオのカーニバルは遠い場所から見ても盛大なことが十分に伝わる
一言で説明するなら、ブラジルで、主に2月か3月の4日間にわたって開催される祝祭である。元々、カーニバルとはカトリックの「謝肉祭」という宗教的な行事だったが、4日間という短い間だけでも盛大に豪勢にしようという思いから、このようなお祭りに発展した。
こんなに盛り上がるダイナミックな祭典はどのようにして誕生したのか
起源の年は1723年あたりと言われていて、ブラジルにあるサルバドールという州都で生まれた陽気な音楽を中核としてスラム街に広まり、だんだん多くの人に伝播して発展していって現在に至っている。
本番の前哨戦にもなるブロッコは、とにかく街が活気づく
リオのカーニバル当日の前の日に行われるブロッコは、街中の至る所で催されるお祭りとなっていて、あちこちに仮装した人が散らばり、どこへ行ってもけた外れの陽気さが醸し出されている。
広い規模の施設・サンボードロモが会場となっている
英語では「サンバドローム」と呼ばれる施設・サンボードロモは、パレードを行う通路が700mにも達し、左右に位置する観客席はたくさんの人を収容できるようになっている。もちろん祭り当日は、ものすごい熱気と活気であふれる。
会場となる都市・リオデジャネイロは世界遺産にも認められた
祭りの名前にも使われているブラジルの都市・リオデジャネイロは夏季オリンピックの場所にもなり、何よりブラジルを盛り上げていることが伝わってくる。都市周辺にも美しい景観があるので、2012年に世界遺産に抜擢された。
4日間ずっとフィーバー!ダイナミックな音楽とサンバが多くの人を魅了する!
セクシーで情熱的な南米レディがサンバ用の衣装を着て祭りをヒートアップさせる
リオのカーニバルに欠かせない舞踊・サンバの衣装を着たこの女性たちが、より祭りを盛り上げるのだ。
下のスカートがふんわりと広がっていてまるで咲き誇る花のように見える
下がふんわりと広がっている白いドレスを着た人は、たくさん集まるとまるで大輪の花が咲き誇っているように見える。もちろん祭りに参加する。
男性だってもちろん専用の衣装を着て参加することも当たり前にある
古くからある民族のような風貌をした男性は、いかにも力強そうな踊りを披露してくれる。
虹のようにカラフルな羽も着けた女性たちが手と手を合わせて踊る
2人の女性が手と手を合わせて楽しそうに踊っている様子は、本当に十分すぎるほど楽しいという雰囲気を伝えているように見える。
上半身を囲めるような大きさがある虹のような羽を纏ってさらに強調
なぜカーニバルの衣装はどうして、鮮やかな色で露出度が高いのだろうか・・・
きらめくエメラルドのような緑色の衣装を纏ったあとはきちんと整列
一体どれくらいあるのかわからないくらいずらりと並んでいるので、もう壮観である。
さんさんと輝く太陽の踊り子はものすごく熱い情熱が伝わってくる
これぞまさに魂が揺さぶられて、周りの人を情熱的な雰囲気で包みそう。
ピンクと黄緑色が調和してスカートが円盤のように広がっている斬新な衣装
頭及び体に付けるこの衣装は、ピンクと黄緑を基調としていてなかなか素晴らしい。もちろんボリュームだって結構ある。
今度は青と白が目を引いていてちょっとクールで清純な印象も出ている
カーニバルの衣装は何も目立つ色でなくてはならないという決まりはない。このような青と白の組み合わせもなかなか素晴らしい。
とにかくこの祭りに参加する人全員・みんな盛大に盛り上がろう!
やっぱりリオのカーニバルに参加するなら、嫌なことや煩わしいことを全て忘れて盛大に盛り上がることが不可欠となる。
なかなか凝ったデザインや飾りを惜しまない涼しげなブルーの衣装
落ち着いた印象の水色や青色でも、ボリューム満点の衣装デザインにすれば何の問題もない。
サンバだけではなく、圧巻のパレードも行われる!
金色にきらめく大きな車は誰もがその豪華さに引きつけられるに違いない
誰もが魅了される金色にライトアップされた大きな大きな車が練り歩く。
安らぎを与える緑色のカーはカーニバルで疲れた心を癒してくれそう
何だか心が落ち着く森が歩いているような感じである。透明な緑色の玉もオシャレ。
鮮やかなピンク・緑・黄色を駆使してなかなかの大きさを誇っている
それにしてもこのボリュームは半端ない。
パレードで使う大きな車はトラなどの動物を模ったものも出ている
大きな車は、トラを始めとする勇ましい動物を模ったものも続々出てくるのだ。
参加者と同じように着飾っている大きな人をどーんと飾った車も闊歩する
日本の観光名物でお馴染みの大仏と同じような大きさがある人の飾りを、堂々と車にあしらうなんて、なかなか圧巻。
勇ましい顔立ちをした2頭のドラゴンもカーニバルを精一杯応援する
鋭い目つきを始めとする勇ましい顔立ちをした2頭のドラゴンだって、この祭りを大いに盛り上げていることに変わりはない。
国を守る兵士の人形も乗っている英国・イギリスを模った高貴な車
こんなに豪華絢爛な車は、まさしくイギリスの王侯貴族が乗っていそうである。
長い鼻があって金色をまとっている3頭のゾウも祭りにふさわしい
大きなゾウの顔の模型をつけた車が、さらに全体を盛り上げる。
とにかく派手!豪快!迫力満点!という印象が存分に伝わってくる
これは言葉で表現するとなると、ものすごく派手で豪快で迫力があるという言葉が一番似合いそう。
大きな山車の後ろには、どこまでも長い虹色の帯が繋がっていた
通路の幅全体に行き届いている大きな山車は、後ろに7色の帯を繋げて、ゆっくりと進んでいる。帯はまるで幅広い虹のように見え、どこまでも無限に広がっているようにも見える。
さらにこの祭りでは、コンテストも同時に開催している!
リオのカーニバルは同じ衣装を着たチーム同士で熾烈な争いも繰り広げられる
お祭りの歓喜に紛れてわからなくなるかもしれないが、実はサンバを踊ったりパレードを行う人たちはチームを組んでいて、それは12チームに分かれている。1チームの人数は、最大で3000人にも達する。
採点項目は9つあって総合評価で点数を算出されて900点で満点なのが特徴
着ている衣装、使う音楽、鼓笛隊、踊りの振り付け、行進の流れ、そしてチーム全体のテーマと印象、完成度などを総合的に評価して900点満点で採点する。みんな、少しでもよく評価してもらえるように一生懸命だ。
激戦を勝ち抜いて見事に優勝したチームにはもちろん莫大な優勝賞金も出る!
優勝したチームには、現地で1千万レアルものの大金が贈呈される。これは日本円に換算すると5億円相当である。これならどのチームも目の色変えて張り切ること間違いなし。何しろ、一攫千金も夢ではないので・・・
初めて行く方のために、リオのカーニバル旅行/ツアーが用意されている
出典:www.bbc.com
熱狂的な祭り、マチュピチュ、ナスカの地上絵、イグアスの滝を満喫できるツアー
これまで紹介してきたブラジルの熱狂的な祭典・リオのカーニバルは、一度でいいから言ってみたいという方も多い。そのような人たちのために、JTBが満足のいくツアーを企画した。それがリオのカーニバル、マチュピチュやナスカなどの遺跡巡り、イグアスの滝を満喫できるツアーなのだ。
ブラジル現地は治安が悪いので、できるだけ貴重品を持ち歩かないようにする
祭り現地であるリオデジャネイロは、残念ながら世界で最も治安が悪い都市の一つで、ただ普通に歩いているだけでも強盗の被害に遭うこともある。なので外出する際は高価なアクセサリーを身に着けずに、最低限の現金だけ持参することが大切だ。
スラム街・ファベーラには絶対に近づかない
ブラジルは治安が悪いだけではなく、貧富の差も激しい。写真にあるいくつものバラックは、貧しい人たちが集まって暮らすスラム街・ファベーラと呼ばれていて、この辺りをうろうろしていると、格好のターゲットになりやすい。
クレジットカードの使用にも注意が必要
市内やホテル、レストランでクレジットカードを使う時もうかつに使ってはいけない。暗証番号を打つ時は見られないように片手でしっかりと隠し、スキミングの被害に遭わないように最新の注意を払うことが重要だ。