まさに自然の神秘!美しさを兼ね備えた透き通った体の生物たち!

まさに自然の神秘!美しさを兼ね備えた透き通った体の生物たち!

地球上に生きている生物の中には、敵から身を守るために体が透き通っているものもある。それはペットショップの熱帯魚から始まり、世界中の海や森林などに生息していたりしていて、幻想的な雰囲気を醸し出しているということを紹介する。

2019.12.4 UPDATE

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奇妙さと美しさを兼ね備えた、透明な体の不思議な生物特集!

太平洋の深い所に住んでいると言われている奇妙な深海魚・デメニギス

透明な頭を持ち、望遠鏡のように突き出した眼球があるということで有名な深海魚。水深600mから800mに生息していると言われ、頭部は透明な液体に満たされている。そしてこの魚は、近年水族館や海洋研究所にいる学者によって研究が進められている。

またの名をグラスフロッグとも言う透明なカエルはちょっと不気味

内蔵や骨が見えるほど肌が透き通っていて、またの名を「ミュータント(突然変異)」とも呼ばれているカエル。ちなみにこの原因は、オタマジャクシだった時にある寄生虫に感染したか、化学工場から流出した危険な薬品や、環境汚染によるものだと言われている。

家庭で飼える熱帯魚の一つであるトランスルーセントグラスキャット

こちらは、不思議な印象を与えてくれる小型の熱帯魚。非常におとなしい性格で水の中をゆったりと泳いでいる。その透明な体に引きつけられて魅了されるという人も多く、ペットとして水槽で飼われる場合も多い。

こちらも深海で暮らしているピンクシーファンタジアというナマコ

メキシコ湾北部の、水深2750mの新海で発見されたと言われる新種のナマコ。従来のナマコとは全然様子が異なるが、その神秘的な雰囲気に引きつけられるという人も多い。そしてこれはまだまだ解明の研究が進んでいる。

出典:www.grindtv.com

水槽で飼うと神秘的な気分に包まれそうなエビ・グラスシュリンプ

ガラスのように透き通った体を持つ、非常に美しいエビ。海の底に生息していて、ちょこまかと動き回るのが特徴である。もちろん一般家庭のペットとして、水槽で飼ったりすることもできる。こんなに神秘的なエビなんて、なかなか珍しい。

夜になると青白く光るのが魅力的な透明なイカもなかなか素晴らしい

全部で60種類あって、夜になると写真のように光るのが特徴のイカ。これはお刺身やスルメなどで食べられるイカとは全然桁違いな美しさを秘めている。そしてたくさん集まると、より美しさが際立つ。

向こうまで透けている羽を持っているグラス・ウィング・バタフライ

丁寧に磨かれたガラスのように透き通った羽をもつ蝶。これはまさに繊細や空を飛ぶ宝石という言葉が似合っている。厳密に言えば「スカシマダラ」という蝶で、種類は数百種類がいると言われていて、日本では、ツマジロスカシマダラという名前を持っている

まるでイルミネーションに使うLEDライトのように輝くオオサルパ

尾索動物(びさくどうぶつ)の一種で、ホヤの仲間にも分類される。体はゼラチン状でできていて、長い帯のような形状をしていて、螺旋状になったりすることもある。そして吸収した海水からプランクトンを摂取して、栄養を取っている。

出典:hubpages.com

何本もの脚と透明な笠を持つヒドロクラゲは透明なだけではなく青白く光る

3700mの海底で発見されたと言われる、新種のクラゲ。これも、暗くなると体が光るという特徴を持っている。髪の毛のように細い触手をたくさん持っていて、上から見ると放射線状に広げたりすることもある。

出典:paradoxoff.com

ちょっと透き通っていて艶があるようにも見える透明なクモも魅力的

たいていのクモは黒い毛などに覆われていたり、体が茶色や黒だったりするものがほとんどだが、これは体が少し透き通っているのが特徴である。写真は大人のクモだが、透明な体の子供のクモはとてもかわいい。

濁りのない透明感を秘めた殻を持つザリガニ・ケイヴ・クレイフィッシュ

アメリカで発見された、175年も生きていると推定されるザリガニ。大抵のザリガニは赤い色が多いが、こんなに透き通るような白さを持っているなんて非常に驚きである。ちなみにザリガニはエサによって殻の色が変わるので、エサが原因となっているとも考えられている。

出典:asknature.org

ネオンのような縞模様を持っているクシクラゲは見ているだけで神秘的

有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)にも分類される、クラゲの仲間。「櫛板列」と呼ばれる体の一部がネオンサインのように七色に光って、世界で150種類の現世種がいるといわれているのが最大の特徴である。そして七色に光ったクラゲを見ていると、心が和んでくる。

光が当たるとダイヤモンドのように輝いて見えるジュエルキャタピラー

一見、磨かれたダイヤモンドや水晶のように見えるが、れっきとした幼虫・イモムシなのだ。種類によって体の色彩が変わり、光や朝露に当たるとより輝いて見えるが、成虫になると毛で覆われた蛾になるのだ。

帯のような体をなびかせて海を優雅に泳ぐレプトケファルスという生物

イワシやウナギと同じ魚類と言われている、透き通った体の幼魚。一番小さいものは5cmで、一番大きいものは1mになると推定されていて、成長するとウナギやハモ、アナゴへと変化する場合もある。

見た目はきれいだけどものすごい猛毒を持っているカツオノエボシ

見た目は透き通っていてとてもきれいに見えるが、実は死に至るほどの猛毒を持っているので注意が呼びかけられている生物。主に群れで行動していて、触手にある猛毒で相手をしびれさせるというのが最大の特徴。

出典:www.flickr.com

ジンガサハムシという透明な昆虫もこの世でしっかりと生きている

透明と金色の体を持つ、カメノコハムシ類の1つとして知られる昆虫。主に雑草を食べることが多くて、空を自由に飛ぶことも可能である。そして日本国内では北海道から沖縄まで、全国に生息している。

大きな口を開けてエサを食べるオオグチボヤも謎に包まれた生物だ

深海の底で暮らしている、ホヤの仲間。口を大きく開けて小魚やプランクトンを食べるというのが最大の特徴で、世界中の深海に生息していると言われている。こんなに透き通るような体を持っていて、大きな口で何でも食べるホヤなんて非常に珍しい。

出典:www.flickr.com

北海道の寒い海域でも暮らしているかわいい流氷の天使・クリオネ

ハダカカメガイ科の1属とされていて、寒流域に暮らしているので、またの名を「流氷の天使」とも言う。両手をパタパタと動かして海を漂う姿はかわいいが、エサを食べる時は頭が割れてそこから出た触手を使って食べるのだ。

出典:jellieszone.com

LEDイルミネーションのような光るひもを持つクダクラゲも美しい

夜になると光るひもを持っている、神秘的なクラゲ。世界中の海底に175種類のクラゲが生息していると言われていて、それぞれ単独で暮らしている。そして海になびくその姿は、非常に素晴らしいものである。

冷たい海域にいて体だけではなく血液も透明だというのが特徴のコオリウオ

南極大陸と南米大陸の間の海域に分布している、透き通った体の魚。現在では16種類が確認されていて、体長は最大で50cmになるとも言われている。そして血液は赤ではなく無色透明だというのも特徴だ。

強い神経毒があるけれど見ているだけで心が癒されるハナガサクラゲ

透明なだけではなく、所々にある色が付いた腺がとても魅力的なクラゲ。日本では本州中部から九州沿岸の海に生息していて、ブラジルやアルゼンチンの海域にもいると言われている。ただし見た目はとても美しいが、ものすごい神経毒があるので要注意。

出典:www.iucn.org

常にフグのように体を膨らませている、フサアンコウ

アンコウ目に分類されるフサアンコウは、主に世界中の深海で暮らしていて22種類が発見されている。そしてフサアンコウの中にはこのように透明な体をしていて、フグのように膨らんでいるものもある。

背びれと尾びれをなびかせて泳ぐ、ロングフィングラスエンゼル

スズキ目タカサゴイシモチ科に分類され、インドネシア、マレーシア、ボルネオで生息していることが多いロングフィングラスエンゼルは、透明な体と細い縦じま模様、なびいている背びれと尾びれが印象的である。

出典:prestopets.co.uk

鱗がオーロラのように輝く、セレベスレインボー

こちらも、水槽の中を元気に泳ぐ熱帯魚となるが、全体的に透明がかっていて、表面の鱗がオーロラのように美しく輝いているのが特徴である。やっぱり透明とオーロラの色は見事に調和することが伺える。

温和な性格と言われている、イトヒキテンジクダイ

スズキ目スズキ亜目テンジクダイ科に属するこの魚も、家庭で簡単に飼える熱帯魚として親しまれている。普段は温かい海に生息していて、サンゴの間を泳いでいることが多く、透き通った体と金色の縦じまで美しさをアピールしている。

非常に美しい透き通った生物を、たくさん見てどう思ったか

体が透き通った生物は、水中、森林の中などで暮らしていて、種類も豊富にある。それらは人によってガラス細工や宝石のように美しかったり、少し不気味だったり、不思議な印象を持っていると感じられることが多い。だけどこの生物たちは他の生物とは異なる特徴で一生懸命生きているということを忘れてはならない。


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