色がきれいだったり体つきが独特だったりする・・・世界の珍しい鳥!
世界には、私たちが知らない鳥がたくさん生息していることをご存じだろうか。それらは体つきが少し変わっていたり、きれいな色をしていたり、不思議な習性があったり、決して日本国内では見られないけれど、これからじっくりとその鳥たちについて紹介していく。
世界には、私たちが知らない鳥がたくさん生息していることをご存じだろうか。それらは体つきが少し変わっていたり、きれいな色をしていたり、不思議な習性があったり、決して日本国内では見られないけれど、これからじっくりとその鳥たちについて紹介していく。
2019.12.6 UPDATE
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どれもユニークな特徴を持っている、世界の珍しい鳥たちを大紹介!
体を支えている脚の部分がきれいな水色をしたアオアシカツオドリ
カツオドリ目カツオドリ科に分類される鳥類で、写真を見てわかるようにきれいな水色の脚をしているのが特徴である。主にガラバゴス諸島で生息していて動きもゆっくりとしていてユーモアがあり、環境適応能力も高いが、絶滅危惧種に分類されている。
ニュージーランドが誇る国鳥として親しまれている夜行性の鳥・キーウィ
ニュージーランドに生息している、飛べない鳥。またの名を「キウイ」と呼ぶこともある。以前は500万羽ほどいたが、現在では5~6羽しかいなくなってしまった。1年間に2~3こしか卵を産まないので、繁殖も難しいとされている。
鋭い眼差しと大きなくちばしによる威圧的な表情を持つハシビロコウ
大きなくちばしと威圧感がある眼を持っているので、ふてぶてしい顔の鳥として知られている。ペリカンの仲間として分類されており、エチオピアや南スーダンの湿地に生息している。そしてこの鳥もだんだん数が減っていき、絶滅危惧種に分類されてしまった。
エメラルドのような緑色とルビーのような赤色が融合しているケツァール
その特徴的な色合いから「世界一美しい鳥」として世界中に知れ渡っている。名前はナワトル語で「大きく輝いた尾羽」という意味を持っていて、手塚治虫の漫画「火の鳥」のモデルにもなった。ちなみにグアテマラでは国旗にこの鳥が使われていて、国で使うお金の単位も「ケツァール」という。
顔が小さくて体が膨らんでいるように大きいキジ科の鳥類・カンムリシャコ
キジの仲間の一種で、東南アジアの草原から森林まで広く分布している。オスとメスによって体の色が異なり、光沢のある羽毛を持っているが、準絶滅危惧種に認定されてしまった。そして形がすごくかわいらしいのが特徴である。
出典:www.hbw.com
またの名をキングペンギンとも言うオウサマペンギンもなかなかの人気者
子供の時は体がコートのような羽毛に覆われていて、大人になると立派なペンギンの姿になると言われていて、よくエンペラーペンギン(コウテイペンギン)と間違えられることが多い。特に群れを成してよちよち歩く姿は、とても可愛らしい。
出典:wpacz-sk.com
鮮やかな3色の色と長い尾を持つことで有名なキンケイも素晴らしい
これもキジの仲間に分類される鳥である。中国南西部からチベット、ミャンマーにかけて生息していて、赤や黄色、オレンジや青といった派手な色彩と長い尾を持っているのが特徴である。
パプアニューギニアの国鳥とあがめられているアカカザリフウチョウ
こちらは、スズメ目フウチョウ科に分類される鳥類。翼を広げると実に勇ましい姿となる。そして赤くて長い尾がまるで燃える炎や太陽のように見えるので、フウチョウの中で最も美しいとみなされている。
木に留まっている姿や羽ばたく姿が美しい青い鳥・ムジルリツグミ
「マウンテン・ブルーバード」とも呼ばれている、美しい青色のツグミ。北アメリカ北西部で繁殖し、アメリカ南西部からメキシコ辺りで冬眠する。そして小さなひな鳥の姿は、非常にかわいいのだ。
水辺にたくさんやって来てほのかなピンク色が印象的なフラミンゴ
長い脚とピンク色の羽毛を持っている、大型の水鳥。主にアフリカや南米の塩湖に生息していて、たくさん集まるとピンク色で埋め尽くされる。ちなみにピンク色は、食べているエサによって濃さが決まってくる。
南アメリカ各国に生息していると言われている鮮やかな色彩のフウキンチョウ
漢字で表すと「風琴鳥」となる、スズメの仲間。オスにはものすごくきれいな色がいくつもあるが、メスはなんと地味な色なのだ。そしてこの鳥には15種類もの亜種が近年発見されているという報告があった。
出典:pixdaus.com
全体を占めている黄色がはっきりとしているのが特徴のオウゴンヒワ
カナダ、アメリカ、メキシコなどに生息しているスズメの仲間。黄金のような黄色をしていることからこの名前が付けられ、冬になると群れで生活するようになる。そして鳥を愛する人は、冬になるとエサを付けた巣箱を外に出して、この鳥をおびき寄せる。
出典:www.hbw.com
赤いくちばしと青色の翼が融合しているカワセミ・セネガルショウビン
美しい青色を持った、カワセミの仲間。太陽の光に当たると青い羽が輝くので、より価値のある鳥として知られている。ちなみに生息地は、セネガルを始めとする西アフリカを中心としている。
ものすごく強い色彩を放っていて大きな翼を羽ばたかせるベニコンゴウインコ
ペットショップで見かけるインコよりもはるかに大きくて、鮮やかな色を持つ。南アメリカのパナマからブラジルで生息していて、トリニダード・ドバコでは絶滅危惧種とみなされている。そしてくちばしは固いナッツの殻を割るために、すごく強靭なのだ。
はっきりとした黒とオレンジ色の体を持つオレンジムクドリモドキ
こちらは鮮やかなオレンジ色と漆黒の黒色をまとう、スズメ目ムクドリモドキ科の鳥。アメリカ・メリーランド州で暮らしていて、2つの色の調和が実に見事である。
北アメリカで最も美しい鳥と称えられているカラフルなゴシキノジコ
名前の通り、5色の鮮やかな色をまとっている鳥類。これはフウキンチョウの仲間として部分類されていて、藪や森の中で暮らしている。日本にも同じ分類の鳥がいるが、色は比べてみると全然地味な方である。
くちばしは大きいだけではなくカラフルなサンショクキムネオオハシ
長くてカラフルなくちばしがあるのが特徴の、キツツキの一種。メキシコの熱帯地方からコロンビア北部に生息していて、果実や昆虫、花などを食べて生きている。ちなみにエサを食べる時は、一度空中に放らないと食べないそうだ。
独特の模様が付いた翅を扇形に広げることで有名なインドクジャク
クジャクの中でも特に立派なのが、このインドクジャクである。インドを始めネパール、スリランカ、パキスタンなどで暮らしていて、羽を扇状に広げるのが最大の特徴で、生息地では神聖な鳥として大切に保護されている。
出典:www.hbw.com
独特の形だけではなく敵から身を守る擬態の能力も持っているヨシゴイ
香りづけなどに使われる野菜「ミョウガ」に姿が似ていて、歩き方やエサを取る様子にも特徴があると言われている鳥。茂みの中で暮らしていてなかなか見つけにくいが、非常にユニークな鳥として知られている。
寒い地域の空を勇ましく飛ぶエトピリカは日本の北海道にも根付いている
アイヌ語から名前が来ている、海鳥の一種。オレンジ色の水かきとくちばし、そして白い顔と黒い羽と体を持ち、北半球地域でたくさん生息している。そしてこの鳥とよく似ている「ツノメドリ」という鳥もいるのだ。
欧米で人気を集めているニシツノメドリは飛ぶことも泳ぐこともできる
先ほど紹介したエトピリカとよく似ている鳥。欧米では「パフィン」とも呼ばれていて、寒い時期になると冬眠のために越冬していて、ヨーロッパ各地や北アメリカで暮らしていると言われている。
北アメリカ地方で翼を広げて勇ましく飛ぶカリフォルニアコンドル
アメリカのアリゾナ州やカリフォルニア州で暮らしていて、翼を広げると230cmにもなる。しかし開発によって生息地が破壊や射殺によってどんどん数が減っていき、野生のものはたった190羽しかいなくなってしまった。
北米に祖先がいるハワイガンは絶滅の危機から奇跡的によみがえった功績がある
ハワイ島やマウイ島に生息している、カモの仲間。ハワイでは州の鳥として認められていて、人工孵化などを行っている。一時期は人間による乱獲によって30羽まで減ってしまったこともあった。
見た目はかわいいけれどものすごい致死量の毒がある鳥・ピトフーイ
インドネシアやパプアニューギニアに生息している、スズメ目カラス科の鳥。色はとても鮮やかだが、その羽毛には死に至るくらいの猛毒があるのだ。そして羽毛は20種類の亜種に分かれていることも多い。
扇形に広がるトサカで有名な、オウギタイランチョウ
スズメ目ハグロドリ科に当てはまるオウギタイランチョウは、頭の部分に扇形に広がるトサカがあって、これで相手を威嚇したり求愛したりするのだ。そしてトサカを広げて首を振る様子は、まるで踊っているようにも見える。
黒くて長い尾をなびかせて飛ぶ、コクホウジャク
アフリカの各地に生息するコクホウジャクは、またの名をロングテイルバードとも呼ばれ、全長は15㎝にも及び、尾をなびかせて羽ばたく姿は実に美しいと感じられる。ちなみに繁殖期のオスは、全長が50㎝以上にもなると言われている。
思わず息をのむ美しさの、ライラックニシブッポウソウ
ブッポウソウ目ブッポウソウ科に分類されるライラックニシブッポウソウは、羽の部分に水色と濃い青色が行き届いていて、全体をよく観察してみると全部で14色もの色が使われているのがわかるので、こんな麗しい鳥は感動を呼ぶに違いない。
真正面から見るとトドのような姿をしている、インカアシザシ
全体にふくよかな丸みがあって、真正面から見ると素敵なひげがあって、まるでトドのような姿をしているインカアシザシは、このように留まっている姿が愛らしい。そして静岡市立日本平動物園では、30羽ものインカアシザシを飼育している。