秘密の楽園「クック諸島」は美しいラグーンが魅力の知られていない穴場リゾートだった

秘密の楽園「クック諸島」は美しいラグーンが魅力の知られていない穴場リゾートだった

南の島の旅行と言えば、ハワイ、グアム、オーストラリア、ニュージーランドなど有名なところを選ぶかもしれないが、「クック諸島」もおすすめの旅行先であることを忘れてほしくない。

南太平洋に浮かぶ島国 クック諸島

18世紀に発見されて南太平洋の秘宝として知られているクック諸島

ニュージーランドが自治する、15の島からなる島国。18世紀にイギリスの探検家ジェームズ・クックに発見され、「クック諸島」という名前がついた。近くにあるニュージーランドと自由連合制を取っていて、この島に住む国民は全てニュージーランド国籍となっていて、首都はアバルアで、面積は237㎢で、人口は約2.0万人。

南太平洋にいくつもの島が浮かんでたった一つの国を作っているのだ

赤道から下にある南太平洋には、一番面積が大きいオーストラリアを始めとする島々が浮かんでいる。ニュージーランドから東には、たくさんの小さな島が浮かんでいて、その中に15の島からなるクック諸島がある。

国旗はまるでオーストラリアやニュージーランドのものに似ている

クック諸島の国旗は、オーストラリアやニュージーランド、フィジー、ツバルと同じように、左上にイギリスの国旗が付けられた、いかにもオセアニア州の国らしいデザインとなっていて、右側にある国旗の星は15の島を表している。

この島で流通している通貨はカラフルな紙幣でお馴染みのニュージーランド・ドル

クック諸島内で流通している通貨は、ニュージーランドでも当たり前に使われている「ニュージーランド・ドル」である。カラフルな紙幣と三角形のものもある硬貨があることはもちろん、世界で唯一の3ドル紙幣も存在するのが特徴。

クック内で一番大きい島、ラロトンガ島

サンゴ礁に囲まれていてクック諸島の中で一番目立つラロトンガ島

テ・マンガ山という火山を筆頭に、山々が連なり、周囲30kmほどのサンゴ礁にも囲まれている、クック諸島内で中核となる島である。首都のアバルアや、クック諸島ただ一つの国際空港「ラロトンガ空港」があるのもこの島。

出典:www.dmck.com

この島を一周するマラソン大会も実施されていてたくさんの人も参加する

このラロトンガ島では、島を一周するマラソン大会が毎年行われている。40周年もの歴史があり、世界中からのランナーが集結する。ちなみにその距離は一周31kmもある。

あまり体力ないけれど一周したい人のためにストーリテラーズ エコサイクルツアーがある

ラロトンガ島を一周したいけれど、歩くのはかなりの労力を要する。そんな時はエコサイクルツアーのアクティビティ活動をおすすめする。島の道路は信号もなく、交通量もとても少ないので、レンタル自転車に乗って走ってみると、気持ちいい風を受けて島を一周できる。

ラロトンガ島と双璧の島・アイツタキ島も押さえておきたい

最後の楽園として称えられているアイツタキ島には素晴らしい光景が詰まっている

南太平洋で一番美しいラグーンがあると言われている、ラロトンガ島と同じ火山の島。真っ白な砂と、サンゴ礁に囲まれており、アイツタキ島自身と周囲の21個の小さな島でアイツタキ環礁を作っている。

出典:xdaysiny.com

船に乗って素晴らしい海を満喫するラグーンクルーズもおすすめだ

アイツタキ島では、様々なアクティビティ活動が行われているが、その中でも特に有名なのが、船に乗って島の周りを一周するラグーンクルーズである。ちなみに船の上では、ランチバイキングを実施することもある。

クック諸島の思い出となる、充実したアクティビティ

専用メガネを使ってカラフルな熱帯魚と戯れることができるシュノーケリング

クック諸島の全ての島のラグーンで、水中メガネを使ったシュノーケリングが楽しめる。日本では見られない色とりどりの魚、さまざまな形のサンゴ礁などを見られる。ただし、時間によって潮の流れが強いことがあるので、危険な場所ではやらないこと。

屋根が民族風となっている船を使って行うコカラグーンクルーズという活動

クック諸島を囲む海を思いっきり味わいたいなら、今まで紹介してきた船のクルーズもよいが、民族風の船に乗って遊覧する、コカラグーンクルーズがおすすめである。そしてこの船は、底の部分が透明なガラス板なので、色んな魚を床から見れて、終わるとシュノーケリングというアクティビティ活動が待っている。

大きな帆が付いた船で海をゆったりと渡る遊覧船もなかなか素晴らしい

ゆったりと海の上を渡る船で、海の様子を観察。船は、船底が透明なものや、半分だけ沈む潜水艦、高速船などの種類がある。ただ海を渡るだけではなく、クジラに近づいたり、沈む夕日を見れるクルーズもある。

自分の力で船を漕いで海へ進むセイリング・ウィンドサーフィン・カヤック

クック諸島の穴場ラグーン、ムリ・ラグーンで行われることが多い。海風に任せて船やボードをを動かす、セイリングやウインドサーフィン、自分の力で漕ぐカヌー、カヤックが完備されている。またこれらには観光客を歓迎しているクラブもある。

釣りが初めてだという人も安心して参加できるゲームフィッシング

港を出たらすぐに釣りを楽しめ、初心者でも楽しめるようにプロの指導があるのが特徴で、ゲームフィッシング、スポーツフィッシング、フライフィッシングなどの種類がある。

専用の酸素ボンベを背負って海に深く潜るダイビングも欠かせない

クック諸島は、きれいな海に囲まれており、その海を楽しむのがダイビングという活動。時期で異なるが、クジラやシュモクザメにも出会える。ダイビングスポットまで行く時間は、たった15分程度で、海水の温度は温かいため、薄いウエットスーツでも大丈夫。さらにダイバーの資格を取るためや、初心者でも安全に取り組める体験コースもある。

船に乗ってリールの付いた釣竿で魚を釣り上げるゲームフィッシング

海へ出る船に乗って、釣竿を使って大物を釣り上げるフィッシングも、なかなかの醍醐味だ。ちなみに釣りは港を出発してからすぐにできて、初心者でもプロのキャプテンが教えてくれるから安心。

うっそうと茂る森に通っている道をただ歩くだけのトレッキングもおすすめ

森林の中や渓流沿いにある、歩きやすい自然歩道を歩き、滅多に見られない植物や鳥に出会え、奇妙な岩テ・ルア・マンガにも立ち寄ることができる。専門のガイドがいるツアーだと、さらに詳細に聞ける。

プロのガイドが運転する車で大地を駆け抜ける4WDサファリツアー

ラロトンガ島、アイツタキ島で行われている。プロのガイドが大型の4WDを運転し、自然の大地を駆け抜けるというスリルあふれる冒険が待っている。

クック諸島で暮らしてきた先住民たちの様子を学べるテヴァラヌイヴィレッジツアー

ここもクック諸島に来たら見てほしい、立派な観光名所となっている。先住民がかつて暮らしていた家をそのまま再現して、当時の人たちの暮らしぶりや文化を深く学ぶことができる。先住民ならではの知恵を教えてもらうと、きっと思い出になるに違いない。

陽が沈んで夜になると伝統的な舞踊を披露するダンスショーが執り行われる

夜になると、クック諸島に伝わる伝統的な民族舞踊のショーが繰り広げられる。それはいかにもポリネシアンらしい情熱や、躍動感を訴えている、最高のダンスショーとなっている。

暗い夜ではっきりと目立って情熱が伝わってくるファイアーダンスショー

これも、ポリネシアンの情熱が伝わってくる舞踊。両側に炎を灯した棒を華麗に回して、見ている人たちを圧倒させる。そして真っ赤な炎は暗い夜の中でくっきりと目立って、光の芸術を生み出している。

他にもある、クック諸島の忘れてはならない光景

白い建物が神聖で清らかな雰囲気を出しているクック諸島のキリスト教会

クック諸島の約90%がキリスト教を信仰している。珊瑚と白い石灰石で作られた清き教会の近隣には、神学校や図書館、博物館、文化センターなどが建っている。そして日曜日の朝は、教会内で高らかな讃美歌が響いており、終わると軽食に無料で招待してくれる。

土曜日になると必ず行われて多くの人で賑わうプナガ・ヌイ・マーケット

首都のアバルアで、毎週土曜日朝6時半から午後1時まで行われる市場。地元の野菜や果物、生きのいい魚、クック諸島の家庭料理や、貝殻を使った装飾品、衣類などお土産にぴったりなものなど、何でも販売している。さらに10時になると、中心のステージで、地元の子どもたちによる伝統舞踊ショーが行われる。

美味しいランチや伝統的なショーを行うテ・ヴァラ・ヌイ・カルチャービレッジ

クック諸島の文化が根付いている村。古くから伝わる先人の知恵、芸能、民話などを3時間ほどで体験できる。最後に、伝統舞踊などのショーや、クック諸島の食材をたくさん使ったランチが楽しめる。

クック諸島での、旅行においての注意点

一度ニュージーランドのオークランド空港を経由してそこから向かう

これだけの魅力が詰まった小さな島国「クック諸島」へ旅立ちたいと願う方は、これだけは覚えておいてほしい。日本からクック諸島への直行便は全くないので、ニュージーランドのオークランド空港からの便で、首都もあるラロトンガ島の空港へ向かう。

・税関で、持込は紙巻タバコ200本または葉巻50本。酒類2Lまたはビール4.5Lまで無税。
・生の果物、植物の持ち込みは禁止。冷凍食品、缶詰、真空パックした食品は持ち込めるが、申告が必要。
・電圧240ボルト(50Hz)。プラグは3穴式の○タイプ(オーストラリア&ニュージーランドと同じ)
・紫外線が強いので、日焼け止め、サングラス、帽子などは持参したほうが良い。
・服装は昼間はカジュアルで良いが、夜間のレストランなどではスマートカジュアルが好ましい。
なお7~8月の冬季は夜間冷え込むことがあるので、セーターやカーディガンを用意すると良い。

出典:www.uti.co.jp


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