まるで宝石!海に開いた巨大な青い穴【ブルーホール】のまとめ

まるで宝石!海に開いた巨大な青い穴【ブルーホール】のまとめ

世界に広がる「海」、そこはただ青いだけではなく、神秘的な地形「ブルーホール」があることをご存じだろうか。それは広くて深い、海の不思議が詰まっている。今回はその場所について紹介する。

2019.12.3 UPDATE

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どこまでも深い紺碧の穴「ブルーホール」とは何か

ブルーホールとは、一言でいうと、かつての洞穴や鍾乳洞だった場所が、
何らかの理由で海中へ沈み、海に穴が開いたように形成された地形を上空から、または海中からその地形を見た時の様子を指す。

ベリーズにある、世界一面積が大きい、「グレート・ブルーホール」

カリブ海の宝石として称えられている深い青のグレート・ブルーホール

中央アメリカ、ベリーズという国の海にあるブルーホール。世界遺産に認定されていて、直径305m、深さは123mもあるため、カリブ海の宝石と称えられている。

BELIZE on MSNBC: Discovering the Blue Hole, Belize Barrier Reef

エジプト・アラブ共和国の半島にあるブルーホール

出典:aquaviews.net

きれいな円形を保ってはいないけれど十分に見栄えがよいブルーホール

シナイ半島のダハブという場所にある、直径約60m、深さは130m規模のブルーホール。浜辺から見ることができ、穴の周囲はサンゴ礁で囲まれていて、魚をはじめとする海の生き物の住処になっている。

欧州、マルタ・ゴゾ島のブルーホール

ゴツゴツとした岩に囲まれていてどこまでも透明な海水が収められている

地中海の国、マルタ島にある、ゴゾ島という島にはこのようなブルーホールがある。深さは7mで、この水の透明度はとてもよく、ここから別の海へ繋がる海中トンネルがある。

ブルーホールの中に潜って真上を見てみると神秘的な光が差し込んでいる

海中から上を見ると、まばゆい光が差し込む.

クロアチア・コチュラ島のブルーホール

出典:amazingdata.com

コルチュラ島のブルーホールは暗くなるとちょっと不気味な雰囲気になる

ヨーロッパのクロアチアにあるこの島のブルーホールは、深さは35mもあり、「青の洞窟」と呼ばれている。周りが暗いと、よりそれにふさわしい呼び名である。

バハマ共和国の「ディーンズ・ブルーホール」

世界中のブルーホールで最も深いと言われているディーンズ・ブルーホール

バハマのクラレンスという街にある、神秘的な青が輝く、ディーンズ・ブルーホールは、深さ200mで、海の上に入り口のあるブルーホールとしては世界一の深さである。

深い穴に潜る場合は必ず丈夫なロープを伝って潜ることが求められる

海面から20mぐらい潜水すると直径100mの穴の入り口が待ち受ける。ダイビングの世界大会で、121m潜ったという記録が残っている。

Freediving - Bahamas, Deans Blue hole

海ではなく池だが、これも1つの「ブルーホール」

出典:www.flickr.com

バヌアツ・サント島のブルーホールは海ではないのに美しい青色をしている

南太平洋にある、バヌアツ共和国には、サント島という秘境の島がある。そこを象徴する穴場が、「ブルーホール」である。これは湧き水の池であるが、壮美な青色をしていて、周囲のジャングルの緑と合わさって、感動を誘う風景となっている。

観光向けの小さなブルーホール

日本の沖縄・渡名喜島にあるブルーホールは有名なダイビングスポットでもある

沖縄旅行のオプションに練り込まれるのが「渡名喜島(わたなきじま)ダイビング」この島の美しい海を潜ると、吸い込まれるような縦穴のブルーホールに巡り合える。

出典:www.guam.net

グアムにあるハート形のブルーホールもなかなか素敵な印象を出している

グアムで人気のダイビングスポットでもある、通り抜けできる縦穴のブルーホールで、差し込んだ光がハート型になるのは、他のブルーホールとは違う味わいを見せる。

陸地において、最大の深さを持つブルーホール

大自然が成し遂げたようなPozzo del Merro(ポッツオ・デル・メロ)

イタリア、ローマから30キロ離れた斜面にある、世界で最も深いと言われる、水が溜まったカルスト洞窟。地上から80mは木々に覆われた陥没穴で、そこから約310mは湖となっている。上空から見ると、まさに「森でできたブルーホール」と思わせる光景である。


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