【アユタヤ】すべてが世界遺産!タイ観光で必見すべき遺跡
微笑みの国「タイ」は見どころがいっぱい!特に忘れてはならない名所が 戦争で廃墟となったが、多くの人を魅了して 味わい深い「アユタヤ」である。そこは多くの遺跡が残った観光名所であることを紹介する。
微笑みの国「タイ」は見どころがいっぱい!特に忘れてはならない名所が 戦争で廃墟となったが、多くの人を魅了して 味わい深い「アユタヤ」である。そこは多くの遺跡が残った観光名所であることを紹介する。
LIKE
2
街そのものが世界遺産!かつてのタイの首都だった「アユタヤ」
かつてタイの首都を担っていたアユタヤは今では立派な観光名所となっている
アユタヤとは、1350年から1767年まで、かつてのタイの国名だったアユタヤ王朝の首都の役割を担っていた。その間に建てられた歴史的建造物は、1991年に世界遺産に登録され、今では観光地として人気を集めている。正式な名前は「プラ・ナコーン・シー・アユッタヤー県」と言い、現在のタイの首都・バンコクの正式名称は、これよりもっと長い。
アユタヤのすぐそばにはタイ王国が誇るチャオプラヤー川が流れる
タイ国内が誇る大きな川と言えば、このチャオプラヤー川。流域面積は16万平方キロメートルもあり、通っている船で向こう側まで行き来する人もかなり多い。そして下流には首都・バンコクがある。
アユタヤの場所は首都であるバンコクからものすごく離れた所にある
タイが誇る古きよき遺跡・アユタヤの場所は、タイの首都・バンコクから北約60㎞に位置し、面積は2,556.640 km²で、人口は797,970 人である。
大いに栄えたアユタヤはビルマ軍の侵攻によって滅亡してしまった
アユタヤ王朝は1350年から始まり、貿易の中心地として栄えていて、独自の文化を切り開いていったが、現在のミャンマーに当たるビルマの軍隊の侵攻によって、1767年に滅亡して、今では遺跡となってしまった。写真はその凄まじい戦いの様子を絵にしたものである。
アユタヤをめぐるツアーで行きたい14の遺跡スポット
どーんと寝そべっているのが特徴のワット・ローカヤー・スッター(Wat Lokaya Sutha)
タイの寺院では、涅槃(ねはん)仏と呼ばれる、横になった仏像がある。特に有名なのが、この【ワット・ローカヤ・スッター】であり、高さ5m、全長28mの仏像が、長い体を伸ばし横たわる。その表情は、長い間タイで起こった出来事を見つめているような優しい表情で、これを見ると、毎日の煩わしさを忘れてしまいそうである。
トウモロコシのような形をしたワット・プッタイサワン(Wat Putthai Sawan)
こちらは、アユタヤの南に位置する寺院。初代アユタヤ朝ウートーン王が即位して、現在の名前になった。トウモロコシ形の塔「プラーン」の正面に、ウートーン王の像が祀られている。境内の西側には僧侶が暮らす「僧域」があり、総計された高僧も住んだ場所と言われていて、さらにこの寺院周辺には、様々な宗教を信じる人がたくさん暮らしている。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)
仏像が、塔の周囲を守るように囲んでいるのが特徴。初代ウートーン王がスリランカに留学している修行僧のために建てた寺院で、別名 ワット・プラ・チャオプラヤータイという。境内にある高さ72mの仏塔は、ナレスワン王がビルマ軍との戦いで勝ったことを記念して建てられた。
黄金の仏像で有名なワット・ナー・プラメーン(Wat Na Phramen)
ムアン運河の反対側にある、何度もあったビルマ軍の襲撃から奇跡的に助かった貴重な寺院。本堂には、高さ5mの黄金の、アユタヤで最大の仏像が祀られており、本堂右側には、小さい礼拝堂がある。
またの名を黄金の仏塔寺院とも言うワット・プーカオ・トーン(Wat Phu Khao Thong)
高さ80mを誇る、白い外観が特徴の寺院。初めはビルマ様式だったが、ナレスワン王によってタイ様式になった。1956年に 仏歴25世紀を記念して、頂上に黄金の珠飾りが付けられた。仏塔の頂上から、アユタヤの街を眺望できる。
熾烈な戦いの中で何とか残ったワット・パナンチューン(Wat Phananchoeng)
これもビルマ軍の襲撃から奇跡的に残った寺院。高さ19mの黄金の仏像が本尊として祀られており、縁起の良い寺として 多くの人がお参りに来る。中国風の装飾が特徴で、これまでのタイ様式の寺院にはない味わいがある。
アユタヤ王朝以前に建っていたワット・マヘーヨン(Wat Mahaeyong)
1438年にチャオサームプラヤー王によって建てられたといわれる寺院。スリランカ様式を取り入れたのが特徴。本尊が祀られた跡が残る布薩堂を始め、チェディ・チャーン・ロームという仏塔が目玉。
大がかりな修繕も加わったワット・クディ・ダーオ(Wat Gudi Dao)
アユタヤ王朝以前からあったのではないかと言われ、1715年にターイサ王によって大がかりな修繕が行われた。正面に本堂、西側にスリランカ様式の仏塔が立ち、北側には副王ボウーンサターンモンコンが建築の指示に使った「カマリエン宮殿」が残っている。アユタヤの中で、保存状態がよい寺院として有名。
沈む太陽と調和するワット・チャイ・ワタナラーム(Wat Chai Wattanaram)
第24大王が亡き母偲んでを建てた、チャオプラヤー川の西にある寺院。カンボジアのアンコールワットに似た造りから、カンボジアとの戦争に勝ったことを記念して建てられたとも言われており、現在はアユタヤで最も映える遺跡の一つとして存在する。
19時以降はライトアップされるワット・プラ・シーサンペット(Wat Pra Srisanpet)
アユタヤ内で最も重要な寺院。党内に並ぶ3つの仏塔に、王族の遺骨が納められ、「プラ・シーサンペット」という寺院の名前の由来になった純金に覆われた仏像が祀られている。ビルマ軍の侵攻によって寺院と仏像は何度も破壊されたが、戦争が終わると修復され、現在の姿になった。
水面に建っていて金色に輝いているバン・パイン宮殿も素晴らしい
またの名を「バーンパイン宮殿」とも言う、アユタヤに来たら是非とも見ていってほしい宮殿。アユタヤ王朝時代では夏の避暑地としても使われて、今ではタイ王室の住居となっていて、一般に向けた公開もされている。
ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット(Viharn Phra Mongkol Bopit)
ラーマボディ2世によって造られた、高さ19mものタイで最大と言われる仏像が納められている。ビルマ軍に粉々に壊された後の修復作業で、小さな仏像が何百体も発掘された。アユタヤで特に参拝者が訪れ、周囲は屋台や露店で賑わう。
ウートーン王の葬儀も行われたワット・プラ・ラーム(Wat Phra Ram)
1369年ラメスワン王によって建てられた、アユタヤ王朝最初の寺院。境内には、初代ウートーン王の命令によって「ブン・プラ・ラーム」という池が造られ、今では市民の憩いの場になっている。トウモロコシ型の塔を中心に、本堂、礼拝堂の面影が残る。
木の間に仏像が挟まっているワット・プラ・マハタート(Wat Phra Mahathat)
かつては黄金に輝いていた寺院だったが、ビルマ軍の襲撃によって完全な廃墟となり、木の根が絡まった仏像の頭、頭部がない仏像や、瓦礫となった壁、礼拝堂の土台が残ってしまった。ちなみに廃墟から数々の遺品や仏像が発見され、これらは今「チャオ・サン・プラヤー国立博物館」の展示品として納められている。
チェディ・プラ・シースリヨータイ(Phra Chedi Suriyothai)
17代チャクラパット王妃の遺骨を納めている、金色に輝く仏塔で、夫の危機を救うために命を失った妃を称えるために建立された。
クルーズも取り入れられて、賑わう水上マーケットもある!
アユタヤを囲む川を遊覧するクルーズでますます観光が楽しくなる
先ほど紹介した、長くて流域面積も大きいチャオプラヤー川は、アユタヤも囲んでいるので、観光客向けに遊覧船でのクルーズが行われている。船は結構たくさんの人が乗れて、タイ料理のバイキングなども実施している。
商品をたくさん積んだ船で販売するタイの名物・水上マーケットも実施!
タイ全土で行われている、オールで漕ぐ小さな船に農作物をたくさん積んで川を移動して販売する、水上マーケットも、アユタヤの近くで実施している。この光景は日本では決してみられない、異国文化あふれる市場だと感じる。
夜になると 昼間とは違った味わいある光景に!
由緒ある寺院は夜のライトアップで、昼間に味わえなかった魅力がある。
幻想的な世界遺産を是非堪能しておこう。
ワット・チャイ・ワタナラーム(Wat Chai Wattanaram)
夜になって暗くなっても、建物全体に行き渡る光で照らされると、より荘厳さが際立つ。この光は完全に暗くなった時に使われて、建物は金色に輝く。
ワット・プラ・シーサンペット(Wat Pra Srisanpet)
やはり長い歴史を刻んできた貫録ある遺跡も、黄金の光によって照らされると素晴らしい。この光景はきっと、旅の思い出になること間違いなし。
世界遺産として認められてから花火や伝統舞踊を取り入れたイベントも行われる
まだまだアユタヤの夜のイベントは、他にもある。1991年に世界遺産として登録されてから、色んな光でライトアップすることはもちろん、空に花火を打ち上げてずっと現地で伝わっている伝統舞踊を行い、訪れた人をますます魅了している。