観葉植物「エアプランツ」をアレンジすると、こんなにオシャレなインテリアになる!
部屋を、心から安らげる癒しの空間にするものと言えば緑色の「観葉植物」が有名である。しかし最近では、土を必要としない空中で育つ植物「エアプランツ」が、新感覚の癒しのインテリアになると注目を集めている。今回はエアプランツの説明を始め、どのような飾り方があるか、栽培に当たっての注意について紹介する。
部屋を、心から安らげる癒しの空間にするものと言えば緑色の「観葉植物」が有名である。しかし最近では、土を必要としない空中で育つ植物「エアプランツ」が、新感覚の癒しのインテリアになると注目を集めている。今回はエアプランツの説明を始め、どのような飾り方があるか、栽培に当たっての注意について紹介する。
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「エアプランツ」って、一体どんな植物?
こちらが土に根を張らずに空気中の水分を吸って成長するエアプランツという植物
通常の植物は、育つために土が必要であるが、「エアプランツ」は、土を必要とせず空気の中で育つという特徴がある植物。正式名称は「チランジア」といい、プロメリア科に分類される。
ちなみにエアプランツがどのように成長しているのかご存じだろうか
主に岩や他の木に寄生し、葉っぱの部分から空気中の水分を吸収して成長している。このたくましさが、今までにない植物のインテリアを成り立たせている。なお、種類はおよそ600種類あると言われている。
原産地は、北アメリカ南部~南アメリカ
出典:a-t-g.jp
雄大なアメリカ大陸は、地域によって砂漠や、岩石でできた山、さらにはうっそうとした森林がある。そこはエアプランツが育ちやすい環境と言える。
アレンジしたエアプランツは、癒しを呼ぶ緑のインテリアになる!
電球ボトルあるいはフィラメントを抜いた電球の中に収めてもよい
フィラメントを抜いた、使用済みの電球に納められたエアプランツ。意外な組み合わせで、エアプランツが引き立っている。
細くて透明な円柱の容器に小石を詰めてその上にエアプランツを置く
少し細い、底のある透明な筒の下に小石、上に小さめのエアプランツが入っている。これはいくつか作って並べたい。違う感じで作っても良い。
出典:www.etsy.com
全ての側面が透明なガラス板で覆われている四角錐の容器を活用している
透明な三角錐の中には、白い砂が敷き詰められていて、そこにエアプランツと小石が置かれている。これはまさに箱庭である。
出典:www.etsy.com
細かくちぎったエアプランツを小さな電球に詰めてペンダントにアレンジ
これは、フィラメントを抜いた豆電球にエアプランツをぎっしり詰めたものである。チェーンをつければ、モダンなアクセサリーにもなる。
粗く削られた石をモチーフにした透明な容器の中でサボテンと一緒に植える
磨かれる前の宝石の原石を模った器には、茶色い砂が敷かれ、エアプランツとサボテンが組み合わさって置かれている。石の形、砂、植物の組み合わせが野性的な印象を出している。
大きくて透明な円柱の容器に太いキャンドルを置きその周りを植物で囲む
キャンドルの周りを囲むエアプランツ。炎が灯ると、ろうそくだけでは味わえない感動が出てきそうだ。
出典:indulgy.com
球状のガラスボウルに若々しい緑のエアプランツをたくさん盛りつける
球状のガラスの入れ物には、新鮮な緑色のエアプランツが詰まっている。これぞまさに、生き生きとした緑の惑星だと感じられる。
出典:forbean.com
てっぺんに丈夫なひもを通したガラス容器を吊るして植物を盛りつけてもよい
様々な形のガラス容器には、それぞれ違う種類のエアプランツが納められている。そしてそれらは天井から吊るすという手もあり。
フタの部分に透明な半円の板がついている缶容器をそのまま使っている
空き缶を壁に取り付け、白い砂利を詰め、エアプランツを置いた。中のものが落ちないように、表面に透明な半円のプラスチックを取り付けてある。これは、たくさん作って飾りたい。
出典:ecosalon.com
大きな洋ナシの形をしたこの容器にも緑のエアプランツアレンジが似合う
洋ナシのような形をした入れ物に入ったエアプランツ。外側の形と中に入っているものが調和している。
3つ繋がっている大きめのガラス球体には覆い尽くすように植物が入っている
大きめの球状のガラス容器には、黄緑色のエアプランツがぎっしりと詰まっている。天井からぶら下がり、同じ形が3つ連結しているのが良い。
天井からぶら下がっている細いランプシェードには伸びたエアプランツがある
ランプシェードの中には、電球ではなくエアプランツが詰まっている。まるで足をくねらせたタコみたいである。このように応用しても面白い。
脚が付いていて容積も大きいガラス容器の中にはのんびりした風景がある
脚のついたガラスの大きな入れ物には、底には小石、上には茂ったエアプランツ、さらには牛のミニチュアがついている。まるで牛が牧草をゆっくりと食べているように見える。
料理を盛りつける陶器の器には小石と一緒にアレンジしたエアプランツがある
石でできたような瀬戸物の器には、小石が敷き詰められ、エアプランツが飾られている。これぞまるでモダンな盆栽のような感じである。
海辺で拾った貝殻を組み合わせて鉢を作りエアプランツを入れて育てている
2種類の貝殻を組み合わせて入れ物を作り、エアプランツを詰めた。しっかり立つという仕組みが面白い。
中身が空っぽのウニの殻だってエアプランツを育てるのにふさわしい
小さめのエアプランツを、丸くて可愛い入れ物に詰めた。実はこの入れ物は、ウニの殻を使っている。
ウニの殻に詰めたエアプランツを逆さにして吊るすとクラゲみたい
先ほどの、ウニの殻に詰めたエアプランツを逆さにひっくり返したもの。天井から吊るすと、何だかクラゲみたいである。
連結した植木鉢で育てているのはエアプランツだけではなく土が必要な植物もある
植木鉢のようなポットに納められたエアプランツ。連結して壁にかけることで、まるでお花屋さんのような飾りつけになっている。
出典:www.javb.xyz
壁にいくつも飾られているのはコルク栓と針金のプランターに乗ったエアプランツ
ワインのコルク栓の上に、針金で作ったばねを取り付け、その上にエアプランツを置いたもの。このような発想はなかなか考え付かない。
口が大きい直方体のビンを横にして色々なエアプランツを植えていく
直方体の形をした広口ビンには、色んな濃さがある緑のエアプランツが置かれている。まるで箱庭植物園である。
大きな鏡の周りをエアプランツで覆うとまるで南国のジャングルみたい
鏡の周りにエアプランツを惜しげもなく貼りつけた。たくさん飾ると、まるで茂ったジャングルみたいである。
吊るしたキッチン用具とエアプランツが見事に調和して素晴らしい光景を作る
金属製のキッチン用品を天井から吊るし、そこにエアプランツを飾り付けた。銀色と緑が成す調和が面白い。
緑だけではなく他の色もあるエアプランツだってアレンジに生かしたい
上に引っかけるところがついた丸い形のガラス容器には、緑だけではなく、鮮やかなピンク色のエアプランツもある。これもまた味わいがあるエアプランツの飾り方。
拾った流木を加工してエアプランツを育てる立派な場所を作り上げた
珍しい形状の木で作った受け皿に、エアプランツが乗っている。これぞまさに自然同士の組み合わせである。
このアレンジはまるで野菜サラダが山のように盛られていることが伝わる
カゴの中には、鮮やかな緑色のエアプランツがぎっしりと詰まっている。一見、新鮮な野菜サラダが山盛りになっているように見える。
たまには壁に飾るクリスマスリースのようにアレンジしても全然悪くない
こちらは、エアプランツを輪のように集め、リースのようにしたもの。クリスマスになったら、リボンなどを飾っても良いかも。
カラフルな花を取り入れたフラワーアレンジメントにエアプランツで緑を加える
フラワーアレンジメントに、エアプランツを取り入れている。それぞれがお互いを引き立て合って、素晴らしい芸術作品になっている。
机の上に置く地球儀の形をしたグローブスタンドに乗せても悪くない
花を活けておく容器は、花瓶や植木鉢に留まらず、このようにユニークな形状に整ったものもある。こちらは世界各国が乗った地球儀を模っていて、そこにエアプランツを置くとシンプルだけど斬新なアレンジができた。
北欧フィンランドの伝統的な飾り・ヒンメリと組み合わせる
土を必要としないエアプランツは、天井から吊るした飾りにも応用できる。そして北欧の国・フィンランドで使われている伝統的な飾り・ヒンメリと組み合わせてみると、宙に吊るすようにして飾ることができる。
角材の上にらせん状にした針金を取り付け、エアプランツを飾る
今度のエアプランツアレンジは、半端な角材の上にらせん状にした針金を取り付けたものが土台となっている。そこから茂っているエアプランツは、平凡だけど何だか存在感を出しているように見える。
カラーサンドの上に、小石や樹木と一緒に飾る
透明なガラス容器に盛りつけたカラーサンドの上には、程よく伸びたエアプランツが飾られ、流木や小石も盛られている。ちなみにカラーサンドは横から見ても楽しめるように、違う色同士で層を作っても大丈夫。
小さな鳥かごに飾るだけでも、エアプランツの存在感を醸し出せる
インテリア用の小さな鳥かごに、エアプランツを2つ飾り付けると、植物の緑と鉄の灰色が見事に調和した作品になった。これは棚の上に置いても構わないが、チェーンに繋げて天井から吊るしても構わない。
押さえておこう!エアプランツの育て方の注意点
エアプランツは、いくら土を必要としない植物であっても、命を持った生き物であることを忘れてはならない。
これからエアプランツを先ほど紹介したようなアレンジメントで部屋に飾るという人は、以下の注意事項を必ず守ること。
エアプランツにとって最適な置き場所はしっかりと把握しておきたい
明るくて、風通しの良い場所に置くのが望ましい。日の当たらない場所に飾る場合は、1週間に2時間ぐらい日に当てると良い。
※直射日光に当たらないようにすること。
植物の成長に欠かせない水やりはジョウロではなく霧吹きで行うとよい
エアプランツは、葉っぱから空気中の水分を摂取しているので、基本的に水をやる必要はない。しかし、部屋の中の湿度が60%以下である時は、霧吹きで水を葉っぱにかけるとよい。野外に飾る場合は、雨露に任せておくのがよい。あまり水をやりすぎると、しおれたり、腐ったりするので注意。
1か月に2回くらい行うと植物が長く生きられるソーキングも忘れず
水に数時間漬けておくことを「ソーキング」という。霧吹きでの水やりだけでは心配だという方におすすめの方法。ただし、長い時間漬けすぎないようにすること。月に2回行えば十分。
やっぱりあらゆる植物全般を長持ちさせたいなら肥料は欠かせない
肥料も基本的には必要ないが、エアプランツを元気に成長させたい、長持ちさせたいという場合は、月1~2回程度で与えるとよい。2000~3000倍に薄めた液体肥料を霧吹きにいれ、葉に吹きかけるとよい。そして先ほど紹介したソーキングに使う水にも、肥料を使うとよい。