神秘的な青の洞窟を持つイタリアの島・カプリ島の楽しみ方

神秘的な青の洞窟を持つイタリアの島・カプリ島の楽しみ方

イタリアの南部に広がる、ティレニア海には「カプリ島」という島が浮かんでいる。ここは首都であるローマにも劣らないくらいの風光明媚な光景が広がっていることで有名だ。特に肝心の目玉が「青の洞窟」という神秘的な海の洞窟である。

イタリアが所有する自慢の島・カプリ島とは?

古くから王侯貴族に愛されて今ではセレブの別荘が建っているカプリ島

イタリア南部の海、ティレニア海に浮かんでいる島。面積は10.36㎢で、人工は約1万2千人である。島自体は小さいけれど、海外からの旅行客がたくさん訪れている。そしてイタリアの歴史にもたくさん登場している。

カプリ島に最も近い都市はソレントとナポリということも忘れずに

地図でカプリ島を見てみると、隣にある離島・イスキア島よりも小さいことがわかる。さらにはイタリアのソレントという都市が一番近くて、ここから最も近いと言われている国際空港があるナポリから行けることもある。

この島の目玉である、「青の洞窟」は絶対に見ておくべき名所! 

出典:blog.weplaya.it

これが神秘への入り口となっていて中には感動を呼ぶ光景が広がる

カプリ島の一番の目玉である「青の洞窟」は、この入り口が目印である。そして、中には静かな青い海が広がっていて、中に入った人を感動に包んでくれる。これから、その中の様子を紹介していく。

向こう側の出口から差し込んでくる光が水面を神秘的に美しく照らす

中に入ると、透明感あふれる青い海がどこまでも広がっている。これは言葉では表現できないような感動的な光景である。そして向こう側の出口からあふれる光によって、より一層素晴らしい光景になっている。これは絶対に他では見られない。

出典:www.capri.it

光が差し込む青い水面はオールで漕ぐカヌーに乗って渡ることもある

青の洞窟のツアーは、カヌーに乗って行われることが多い。静かで美しい海をカヌーでゆったりと下って、洞窟に潜っていく。このツアーで海を始め、青く照らされた洞窟の壁、向こう側から差し込む光を存分に満喫することができる。

光が減ってきて少し暗くなった様子もなかなかオシャレで素晴らしい

入ってくる光の量が少なくなると、海の色は濃くなっていく。これもなかなか神秘的で味わい深い光景である。なのでしっかりと押さえておきたい。そして何より、青の洞窟は色んな表情を見せてくれるということが伺える。

他にも、カプリ島自慢の見逃せない観光名所が続々登場!

イタリア本土やあちこちからの船が泊まっているマリーナ・グランデ

見てわかる通り、たくさんの船が集まってきている、カプリ島自慢の船着き場。ここにはクルーズで使う大型の船も来るので、ぜひとも押さえておきたい名所である。そしてここに泊まっている船は、これから大きな海へと旅立つ。

ナポリの海に突き出ている巨大な石の要塞・カステロ・デル・オーボ

12世紀にノルマン朝で作られた、卵城と呼ばれる岩の要塞。中に入って登ってみると、素晴らしい景色を一望できる。そして13世紀にはアンジュー家の住居として使われていた。海に面してこんな素晴らしいものが建っているなんて、驚きである。

海に浮かぶ大きくてごつごつした岩・ファラリョーニ​は勇ましい名所

全部で3つある、カプリ島自慢の大きな岩。3つの岩にはそれぞれ名前が付いていて、カプリ島自慢の観光名所となっている。そして高さは100mを越えていると言われている。ここも絶対に押さえておきたい、立派な場所だ。

アマルフィ海岸に位置する緑の洞窟​だって神秘的な光景が広がる

カプリ島は、青の洞窟で有名だが、海がエメラルドのような緑色になっている「緑の洞窟」もあるのだ。もちろんここもカヌーや船を使って中に潜っていく。そしてさらに、カプリ島には、白い岩の洞窟を持つ「白の洞窟」や、赤っぽい岩の洞窟を持つ「赤の洞窟」がある。

またの名をピアッツァッタとも言うウンベルト1世広場は毎日人が集まる

カプリ地区の中心にある、たくさんの人で賑わう賑やかな広場。左手にはバロック形式のサント・ステファノ教会が建っていて、赤い石畳の道や階段、咲き誇る花がたくさんある花壇などが訪れた人を出迎えてくれる。

出典:ciaotutti.nl

カプリの町の主要な礼拝所である、サント・ステファノ教会

先ほど紹介したウンベルト1世広場の目玉と言えば、何と言ってもゴシック様式のサント・ステファノ教会が当てはまる。こちらは大理石彫刻と船大工による船底構造が生かされ、聖具室にはティントレット晩年の作品である『最後の晩餐』が展示されている。

出典:www.capri.it

旅行の宿泊する場所としてもおすすめになっているアナカプリ​地区

昔ながらの風情や面影が残っている、カプリ自慢の落ち着いた雰囲気の街。白い建物がずらりと並んでいて、カフェやレストラン、ブティックやお土産屋さん、スーパーマーケットなどがちゃんとそろっている。そして夕暮れになると涼しくなって、過ごしやすくなる。

丁寧に整えられた芝生や花壇・そして島を見下ろせる展望台もあるアウグスト公園​

緑の芝生と、花壇に植えられている色とりどりの花が訪れた人を迎えてくれる市民公園。ここは無料で入れるので、ぜひ立ち寄ってみるとよい。そしてのんびりと時間を過ごすと、忘れられない思い出になるに違いない。

青くてきれいな海だけではなくイタリア本土も見られるトラガラの見晴台

ここも、素晴らしい眺望を楽しめる絶景スポット。もちろんここに来て写真を撮る人だって多い。海からやってくる心地よい風に当たっていると、気分がスッキリとしてきそうだ。そして近くには、芸術的な石像が立っている。

出典:www.capri.net

専用のリフトに乗って上り下りすることもできるモンテ・ソラーロ​

標高約590mの、カプリ島自慢の山。ここは先ほど紹介したアナカプリという場所から近いので、ついでに立ち寄るという人も多い。そして写真は簡単に登れて素晴らしい景色を眺望できる一人用のゴンドラに乗って渡っている。

荒々しい断崖絶壁と青い海が見事に調和して素晴らしい風景を作るヴィア・クルップ

ここも多くの観光客を引きつける、カプリ島自慢の名所。周りを囲んでいる紺碧の海のそばには、世界で一番美しい小道と呼ばれる遊歩道が通っている。その近くにはアウグスト公園という憩いの場も完備している。

北東端の一番高い場所に建っているヴィラ・ジョヴィス​も素晴らしい

暗くなると中が美しく照らされる、カプリが誇る歴史ある遺跡。ここはかつて、ティベリウス帝の別荘だったので、十分すぎるほどの歴史的な雰囲気が漂っている。そしてここからは、ナポリ湾、イスキア島などを見下ろせることができる。

出典:www.eupolia.com

まさに自然が生み出したアーチという言葉がふさわしいアルコナチュラーレ

カプリ島自慢の紺碧の海にどーんと構えている、アーチのような形をした大きな岩。これは決して人間の手が加わっていない、自然が生み出した賜物だから是非見ておきたい。

外側・内側ともに素晴らしい芸術の要素が加わったサン・ミケーレ荘

現地ではヴィラ・サンミケーレと呼ばれる、19世紀に大富豪がこの島に建てた別荘。外装、内装は共に素晴らしく、素晴らしい芸術が行き届いている。そしてそこからナポリ湾も眺望できる。

出典:www.capri.com

現存する自然を大切に保護している、フィロゾフィコ公園

またの名をカプリ哲学公園とも言うこの場所は、小さな町であるアナカプリの郊外に位置して、2000年にスウェーデンの大学教授と作家を兼ねている人物によって設立された。ちなみにフィロゾフィコは英語で「哲学」という意味もある。

出典:www.capri.com

まるで神殿のような作りとなっている観光名所、ヴィラ・リシス

外観はまるでギリシアの神殿を連想させるような構造になっていて、いかにも周囲の景色と馴染んでいるように見える。そして中に入ると芸術的な造りを感じられるので、ここを訪れると有意義な旅行になること間違いなし。

出典:www.ioviaggio.it

晴れた日はのんびりと散策したい、カメレッレ通り

カプリ島に来てのんびりと散策して、ショッピングを楽しみたいという方は、このカメレッレ通りを訪れるとよい。ここにはいくつものお店、カフェ、レストランが並んでいるので、丸一日をここで過ごしても全然悪くない。

美味しいグルメ・スイーツが揃っている、自慢のレストランも完備!

カプリの中で1・2位を争うDa Tonino(ダ・トニーノ)

代表的なイタリア料理、パスタを専門的に扱っているお店。茹でたパスタに色んな味付けをして、多くの人に好まれるような数々の逸品を作り出している。なのでお昼のランチは是非ともここに立ち寄りたい。

イタリア名物・ピザを味わいたいならレストラン ピッツェリア マテリータ

みんなで分けて食べるピザも、忘れてはならないイタリアを代表する料理である。そして今回紹介するピッツエリア マテリータと言うお店は、多くの人を満足させる数々のピザを作っていて、丹念に焼き上げている。

明るい光に灯されて美味しい料理を堪能できるバール イル ペスカトーレ

夜になると暖かな光に包まれて、外の風を存分に味わうことができる屋外タイプのレストラン。ここの看板メニューと言えば、シーフードとトマトソースを使ったペスカトーレである。もちろん料理だけではなく、美味しいワインも揃えている。

多くの人が唸るような数々のイタリア料理が揃っているロンディネッラ

ここも、多くの人で賑わっている美味しいイタリアンレストラン。写真はトマトソースをかけたもちもちした食感のニョッキだが、海老を殻ごと揚げた料理や、ペスカトーレを応用させたリゾットも美味しい。

Chiosco Tizzano di Natalia e Antonio Tizzano S.N.Ⅽ

歩いている途中で喉が渇いたら絶対に寄りたい、イタリア産レモンを使ったレモネードを提供するジューススタンド。レモンは爽やかな味わいがするので、渇いた喉を潤してくれて元気にしてくれる。

手作りコーンに乗った豊富な種類のジェラートで有名なブオノコーレ

イタリアを代表するアイスクリーム「ジェラート」をカプリ島で食べたいなら、ぜひここに立ち寄るとよい。店内には色んな種類の滑らかなジェラートが揃っていて、多くの人が立ち寄っている。

座席は全てカプリ島自慢の絶景を眺望できるTerrazza Brunella

絶壁の岩と海を眺望することができる、白で統一した清楚な感じのイタリアンレストラン。ランチもディナーもやっているので、ちょっと背伸びをしたい時にはここに立ち寄るとよい。

店内のインテリアは高級感が出ているMamma Giovanna

店内がとても高級感あふれる感じになっている、おしゃれな造りのイタリアンレストラン。ここでディナーを頂くと、忘れられない思い出になるに違いない。そして恋人同士でも楽しめそうだ。

日本から美しきリゾート島・ナポリに向かうには

日本から出ている直行便でイタリア本土へ向かってからカプリ島へ向かう

日本からカプリ島へ向かいたいなら、成田空港から運航しているイタリア・ローマまたはミラノ行きの直行便に乗って、そこでナポリ・カポディキーノ国際空港へ向かうことが求められる。

モロ・ベヴェレッロ港から出ている専用の船に乗ってカプリ島へ渡る

続いては、先ほどのナポリ国際空港から写真に写っているモロ・ベヴェレッロ港またはルジェッリーナ港から運航している船に乗って、カプリ島へ向かう。ちなみに運航している船は、40分でたどり着ける高速船と80分でたどり着ける普通の船がある。


よかったら「いいね!」もよろしく♪