【イグアスの滝】全長4kmの巨大スケール/世界最大水量は恐怖レベル!

【イグアスの滝】全長4kmの巨大スケール/世界最大水量は恐怖レベル!

世界で最も大きな滝「イグアスの滝」。その景観、全長を始め、最も迫力ある穴場、間近で見るための設備、隣接している国立公園などを紹介する。

2019.12.3 UPDATE

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壮大な3つの滝「世界三大瀑布(ばくふ)」とは

出典:isx.ca

カナダとアメリカの境目に勢いよく流れ込んでいるナイアガラの滝

世界三大瀑布とは、この地球上にある、世界中でとても有名な3か所の滝のことで、具体的に説明すると、カナダとアメリカの境目にある「ナイアガラの滝」、アフリカのジンバブエとザンビア共和国の間にある「ヴィクトリアの滝」そして南アメリカ・アルゼンチンとブラジルに跨る「イグアスの滝」がある。

こちらはアフリカのジンバブエとザンビア共和国の間にあるヴィクトリアの滝

選ばれた基準と具体的な理由は明確にわかっていないが、これら3つの滝は2つの国の国境に跨っていて、大規模なパノラマが広がっていて、ものすごい激流が勢いよく流れているという共通点がある。

この世で一番大きいと言われている滝「イグアスの滝」

国境に跨っていて世界遺産として認められた実績もあるイグアスの滝

先ほど紹介した「世界三大瀑布」の一つ「イグアスの滝」は世界で一番大きい滝と称されており、南アメリカのアルゼンチンとブラジルの国の間に広く長く跨っている。見ている者を圧倒させる景観を持つ「イグアスの滝」は、全長約4kmもあり、1986年に世界遺産としても登録された。

改めて滝の位置を地図で確認すると2つの国に跨っていることがわかる

南アメリカのアルゼンチンとブラジルの国の間に広く長く跨っている。それはまさしく「自然に国境なんてない」ということを強く訴えているようだ。

日常では味わえないような凄まじい迫力を生み出す勢いよく轟く激流

大小270か所もの滝が連なることで成り立っている、大地が裂けたようなイグアスの滝の地形。そこに流れる水流の量は、毎秒6万5千トンに達し、最大で80mの高さから、鳴り響く轟音と共に滝壺へ飛び込んでいる。ちなみにイグアスという名前は、南米の先住民が使っていた言語・グアラニー語で「大いなる水」という意味である。

止まることなく溢れる怒涛を感じ取れる「悪魔の喉笛」と呼ばれる場所

まさに怒涛(どとう)という言葉が似合っている悪魔の喉笛が最大の目玉

イグアスの滝の中でも、目玉となる場所が、「悪魔の喉笛」と呼ばれる場所。まるで悪魔のような険しい地形にとめどなく流れる滝がもの凄い水飛沫とともにダイナミックな風景を醸し出している。

さらにこの場所には差し込んできた光の屈折によって虹もかかることもある

悪魔の喉笛の付近は、絶えることのない水飛沫によって太陽の光が屈折、分解されて虹の橋が架かっていることも多い。カラフルな虹も決して人工的なものではできない、自然がもたらす素晴らしい光景の1つだ。

悪魔の喉笛へ向かう橋もきちんと完備されているというのが嬉しい

これは、先ほど紹介した驚異の悪魔の喉笛へ続いている、長い距離の橋。最初は平坦な道だとしか思えないかもしれないが、だんだん目的地に近づくにつれて滝が勢いよく流れてくる音が聞こえる。

この迫力を間近で味わえるように造られた設備

出典:www.hackcrow.com

イグアスの滝をより身近に感じられるように展望台が設けられている

比較的良い眺めを楽しみたい方に造られた展望台。唸る激流、響く轟音、舞う水飛沫(みずしぶき)、さらには大自然の真っただ中にいるという臨場感を存分に味わうことができる。

のんびりと散歩して滝を感じたいという観光客に遊歩道も備えている

さらに滝の臨場感を楽しみたいという方に造られた遊歩道を歩いてみると、より間近に、雄大な自然、水の流れを味わうことができる。もちろんここはイグアスの滝ツアーで来たら必ず通る。

出典:am990formosa.com

トレッキングに丁度よいアッパートレイルという舗装された道もある

滝にたどり着くまでの、徒歩でしか許されてない道のりは、歩きやすいように舗装されている。これはアッパートレイルといい、道のそばには心が安らぎそうな豊かな森林があるので、森の中をトレッキングすることもできる。

滝の物凄さを体感できる、アクティビティ活動も実施!

川を下ってより滝の迫力を味わうことができるボートツアーも実施されている

遊歩道の役割をしている橋から見ても、滝の雄大さは味わえるが、人がたくさん乗れる大型ボートに乗って、川を下って間近で見てみると、よりスリルを味わえる。

今度はヘリコプターに乗って上空から滝を眺望できるヘリクルーズ

これもなかなか、地上から見てたら味わえない興奮を楽しめる。今度はヘリコプターに乗って、上空数千メートルから滝の様子を見ることができる。やっぱり空から見ると、大分印象は変わってくる。

さらに豊かな自然を楽しみたい方に、イグアス国立公園

この地域の珍しい生き物を大切に守り育てているイグアス国立公園

1934年に指定された、ブラジル、アルゼンチン国内共にある国立公園。イグアスの滝が中心だが、貴重で珍しい動物、植物、鳥が多く生息している。周りには、ブラジル・アルゼンチン・さらにはパラグアイの展望台があって、全体の風景を見ることができる。

先ほどのイグアス国立公園内にはより楽しめるようにトロッコ列車が走る

イグアス国立公園内をより楽しむために、トロッコ列車が運行している。この列車は地元の人や観光客で満杯になるが、列車料金は一切かからない。そして公園内をぐるっと一周している。

こんなに大きなくちばしがなかなか印象的な熱帯の鳥・オニオオハシ

かなり大きくて鋭いくちばしを持つ、熱帯の鳥。寿命はなんと30年もあって、体の大きさは最大で60cmにもなる。性格は何に対しても好奇心を持つという、明るい性格。

出典:www.hbw.com

美しい瑠璃色と白色が見事に調和したカラス科の鳥・ルリサンジャク

きれいな瑠璃色を持つ、カラス科の鳥。ブラジル中部からアルゼンチンにかけてたくさん生息しているので、イグアス国立公園でもよく見かける。

全体の鮮やかで赤い色がなかなか情熱的で美しいショウジョウトキ

ペリカン目トキ科に分類される鳥類で、日本で見られる白いトキとは大分印象が違う。大抵は南アメリカ北部に分布するが、時々この国立公園に遊びに来る。

常に地面を這って生活している爬虫類・トカゲもこの地域の大切な仲間だ

爬虫類の仲間として知られる、トカゲも国立公園の地面を這っている。日本で見られるトカゲよりも大きくて、まるで恐竜の子供みたい。

愛くるしい表情と長い尻尾がなかなか印象的なハナグマという動物

クマではなく、アライグマの仲間として知られていて、長い尻尾と木登りを簡単にできるということが特徴。そしてアンデス山脈の高い標高にも生息している。

木に登ったり仲間と楽しく過ごすことが多い野生のサルもこの森の大切な仲間だ

国立公園の中にある木は、野生のサルにとって楽園となる。木登りをしたり、仲間と戯れたりする様子は、カメラで写真を撮っておきたい。

穴掘りに適した体となっていて人になつきやすい特徴があるアルマジロ

一見爬虫類のようにも見えるが、これは哺乳類に分類される。危険を感じると身を丸めて敵から自分を守るのが習性だ。

あんなに大迫力があって怒涛が響いているイグアスの滝へ向かうには

出典:aventure-se.com

アルゼンチンとパラグアイの境目にあるフォス・ド・イグアス国際空港

イグアスの滝が跨る、アルゼンチンとブラジルは、日本の反対側にある。ちなみに写真の空港は、イグアスの滝に最も近いと言われている、フォス・ド・イグアス国際空港で、その他の近くの空港は、アルゼンチンとパラグアイにある。

こちらはブラジルのサンパウロに位置するグアルーリョス国際空港

先ほど説明した通りイグアスの滝が跨る、アルゼンチンとブラジルは、日本の反対側にある。日本から南アメリカへの直行便はなく、アメリカや欧州などを経由して行くことがほとんどで、アルゼンチンならエセイサ国際空港で降りてプエルトイグアスから、ブラジルならグアルーリョス国際空港で降り、ブラジル側イグアスから、イグアスの滝へたどり着ける。

アルゼンチンとブラジルの間を行き来するならパスポートだけではなくビザも必要

今回のテーマとなっているイグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンに跨っていることは学んだが、その2つの国を行き来するなら、パスポートだけではなくビザも必要となる。


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