【モナコ】F1 だけじゃない!世界の大富豪が集まるリュクスなリゾート
ヨーロッパは、小さな国がひしめき合っている。1番小さいのはバチカンで知られているが、2番目に小さい国「モナコ公国」をご存じだろうか。この国の面積は確かに小さいが、大きい国だと思わせる光景が充実していることを紹介する。
ヨーロッパは、小さな国がひしめき合っている。1番小さいのはバチカンで知られているが、2番目に小さい国「モナコ公国」をご存じだろうか。この国の面積は確かに小さいが、大きい国だと思わせる光景が充実していることを紹介する。
2019.12.3 UPDATE
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ヨーロッパ内でも、世界中でも2番目に小さい国、「モナコ公国」
正式名所は「モナコ公国」で世界で2番目に小さい国と言われている
モナコは、西ヨーロッパの立憲君主制国家となっていて、人口は約3万2000人で、しかも多くはモナコ国籍ではなく、フランス、イタリア国籍が占めている。言語は、英語、フランス語、イタリア語が殆どで、モナコ語もあるが少数派。宗教は、カトリック系キリスト教を信仰しており、通貨はヨーロッパあちこちで使われる、ユーロとなっている。
フランスの国内にあってイタリアにも近いが国の面積ははるかに小さい
フランス国内に位置してイタリアすぐそばにもあり、国土面積は約1.97㎢程度で、日本の約19万分の1程度の広さを持っている。
モナコが誇る国旗は東南アジアの国・インドネシアのものと似ている
モナコの国旗は、それぞれ上下半分ずつ赤と白で塗り分けられている、シンプルなものだ。東南アジアの国・インドネシアのものと似ているが、縦と横の比率が少し異なっているのが特徴。
神聖なる宮殿、大聖堂が建つ、モナコ発祥の地「モナコ・ヴィル」
国の政治機関の中枢が集まっているモナコ・ヴィルは重要な役割を担う
旧市街とも称されるモナコ・ヴィル地区は、頂上に大公宮殿があって、モナコ全体を見下ろし、またモナコのどこからでも見える位置にある。そして現在でも政治の中心地となっている。
ルネサンス様式の宮殿がそのまま生かされている大公宮殿は贅沢な風情がある
モナコが国家成立した13世紀に建てられた宮殿。モナコ港を見下ろせる位置に建っている。また、宮殿前では毎日午前中に行う衛兵の交代の様子も見学できる。
パリのベルサイユ宮殿でも見かけそうな宮殿内部はものすごく豪華絢爛
天井からシャンデリアがぶら下がっていて、中世ヨーロッパの雰囲気があふれる豪華絢爛な内装になっている。ちなみに宮殿の中は、4月から10月まで見学できる。
イギリス・ロンドンのバッキンガム宮殿でも見られる衛兵交代の儀式
モナコ大公宮殿では、毎日午前11時55分から衛兵交代の儀式が行われる。意外とあっという間に終わってしまうので、早めに見ておくことが肝心。
そばには色んなお店があってただふらふら歩いているだけでも楽しい旧市街の様子
細い路地が、縦横に通っていて、カフェやレストラン、商店などが並ぶ。この街並みは、ただ歩いているだけでも楽しい。
またの名を聖ニコラス大聖堂とも言うモナコ大聖堂はすごい貫禄がある
モナコの多くがカトリックを信仰しており、その拠りどころとなるのが、この荘厳なる大聖堂だ。高台の上に建ち、白い外観と、中にある宗教を象徴する祭壇は、見る者を圧倒させる。
精巧に作られていて窓から希望の光が差し込んでくる大聖堂の内部
外見にも劣らない、静かな雰囲気、差し込む光、数多くの宗教美術の彫刻が、ここに礼拝に来た人を暖かく包みこむ光景。
きれいな色彩や素晴らしいデザインが印象的な大聖堂のステンドグラス
彩り豊かな輝きを持つ、ステンドグラスは、教会の象徴でもある。差し込んでくる太陽の光によってステンドグラスはよりきらめき、訪れた人に感動を与えてくれる。
カジノが中心となる娯楽の地「モンテカルロ」
1860年代までは、ただの洞窟だらけの岩山だったが、最初に世界でも有名なカジノが、続いて豪華ホテルが建ち並び、「モンテカルロ」という娯楽の地となった。
モナコのシンボルと言われているグラン・カジノには世界中のセレブが訪れる
見た目は、賭博をする場所とは思えないかもしれないが、立派なカジノである。モナコにはカジノが3つ(夏場は4つ)あり、ただカジノと言う場合は、多くがこの「グラン・カジノ」を指す。
グラン・カジノ内部にはルーレット・ブラックジャック・バカラなどが揃っている
パスポートを見せ、10ユーロの入場料を払うと中に入れる。ただし、服装は、きちんとした正装でないと入れてくれない。たとえ賭け事をしなくても、内部の造りは目を奪われる。さらに奥へ進むと、10ユーロ払えば入れる「プライベートルーム」がある。ここに入ると、最低掛け金は10桁跳ね上がるため、世界中のギャンブラーの憧れと言われる。プライベートルームは、自分の目で確かめ、また、賭博に興味がなくても、内部の芸術的な造りは見る価値が十分にある。なお、SBM(モナコの企業)の社員とモナコ人はカジノでのギャンブルを禁じられている。
モナコを象徴する麗しい人物「グレース王妃」とその孫
国内だけではなく世界中の人も魅了したモナコの公妃・グレース・ケリー
モナコの歴史に華を残した美しき女優であり、モナコ大公3世の妃。20歳でハリウッド女優デビューして、その美しさからトップスターに上り詰める。1956年、カンヌ国際映画祭で偶然会ったモナコ大公3世と結婚し、女優を引退。1982年、車を運転中に脳梗塞を起こし、ガードレールを突き破って崖から転落してこの世を去った。
大聖堂内に設けられているグレース皇妃の墓には多くの人の献花がある
モナコ大聖堂には、公国の歴代君主の墓と並んで、亡くなったグレース妃の墓がある。大理石の墓石の上では、今も多くの人による献花は途絶えることがない。
色んな種類の品種が植えられているグレース・ケリーのバラ園は魅力的
150種類もあって、4000本以上のバラが咲き乱れる。生前、グレース王妃は国中をバラで飾りたいという思いが強くて、その遺志にちなんで造られた。
グレース・パトリシア・ケリーは米国の元女優でクールビューティーと言われた。
人気絶頂の中、モナコの大公レーニエ3世と結婚した。
今、その美は孫へと受け継がれた。
子どもは3人いる。
私は、子どもたちの気持ちや意思を、完全に尊重しています。 by グレース・ケリー
俳優のようにカッコいいグレース王妃の孫・アンドレア・カシラギ
グレース王妃の長女、カロリーヌの長男。モナコ公国の王子である。
祖母や母親にも負けないくらいの美しさがあるシャルロット・カシラギ
アンドレアの次に生まれた、カロリーヌの長女。3回の離婚歴を持つ。
兄にも負けないくらいにカッコいいと言われているピエール・カシラギ
カロリーヌの次男。長男アンドレアにも負けない美貌を持つ。3人とも、祖母の美貌の血をしっかり受け継いだことが伺える。
世界中から注目が集まるF1レース「モナコ・グランプリ」
F1シーズンを迎えるモナコは今までで一番活気づくと言われている
モナコにはいろいろなお祭りがあるが、最大のお祭りは何と、「F1レース」なのだ。普段バスや車が通る市街地ど真ん中の一般道路がコースになるため、レーサーにとってはハイレベルで、観客にとっては最高にわくわくするF1レースとして世界中から脚光を浴びている。
レースの中で特に難関とする「ペアピン・コーナー」を疾走するマシン
迫力あるF1マシンのエンジン音や疾走する姿を味わえる見所。ここを観戦するには、フェアモント・モンテカルロという有名なホテルの屋上から見る人が多い。
モナコ独自の素晴らしい見どころは、まだまだたくさんある!
トンネル一面に明るい光が灯るのが特徴的なモナコ モンテカルロ駅
トンネル部分にたくさんのライトが付いていて、暖かそうなムードを作り上げている、モナコ・モンテカルロ唯一の鉄道駅。ここから、陸路で繋がっている隣国、フランスやイタリアへ渡ることもできる。
出典:uk.france.fr
6000以上の種類がある生物をずらりと展示しているモナコ海洋博物館
海洋学者も兼ねていたアルベール1世が1910年に設立した、水族館を併設している海洋博物館。海沿いの土地に建っていて、屋上には海を眺望できるレストランを完備しているので、一通り見学が終わったら、そこで食事するとよい。
外来種も含むたくさんの植物がたくさん植えられたモナコ外来植物園
こちらは1933年に設立した、モナコ自慢の植物園。岩山の中腹に建てられていて、いかにも自然と調和していることが伺える。そして園内には数千種類もの多肉植物や熱帯植物が生い茂っていて、世界中の人々から称賛されている。
出典:beenergy.ru
海に面していて今では立派な観光名所となっているフォートアントワーヌ劇場
またの名を円形競技場とも言う、1881年から設立した観光名所。周囲は高級住宅地のようなよい景色が広がっていて、青い海にも面しているので、ますます多くの人が集まって記念撮影を行う。
海に向かう船や埠頭などが一つにまとまっているモナコ港も必見だ
周りには、これまで紹介してきたカジノや大聖堂、博物館などがあるモナコ港。毎日たくさんの船が集まってきて、多くの人の活気であふれているので、是非とも観光で訪れたい。
欧州最高の技術を誇る「スパ」
レ・テルム・マラン・ド・モンテカルロは本当に至福のひと時を届けてくれる
心からくつろげて、体の疲れを癒す・・・そんな技術が集結したヨーロッパで一番人気のあるスパがここだ。建物ほとんどの部屋がガラス張りで明るくて地中海が一望でき、37もの施術を行う部屋、サウナ、ハイドロセラピールーム、サロン、プール、最新技術を備えたフィットネスジムを完備している。
地中海から組み上げた海水プールも備え付けられているのが特徴だ
このプールの中には、エクササイズマシンが取り付けられていて、水には不純物が一切ないため、美容効果も強い。ちなみにプールに入る時は、施術を受ける前に済ませることをお勧めする。施術後に入ると、効果が取れてしまうからである。
日本から、モナコ公国へ行くには
南フランスのニース・コート・ダジュール空港がモナコ唯一の空港
日本の成田国際空港から、南フランスのニース・コート・ダジュール空港へ渡ることが前提となる。ニース・コート・ダジュール空港はモナコ唯一の「空の玄関口」となっていて、そこから車だと20~30分、ヘリコプターだとたった6分で「モナコ公国」へたどり着ける。
モナコ観光・モナコへのアクセス