中国と言えば桂林の景色！一度は行ってみたい世界遺産の絶景

ずっと昔から桂林の山と水は天下一で多くの観光客を感動させている

まず、桂林で押さえておきたいのは、いくつも連なる山々と幅が広い河川である。遮るものは何もないようなこの絶景には、誰もが圧倒される。そして山と河川の組み合わせは、何とも言えない素晴らしさを称えている。

青い空・白い雲・透き通る水面・高くそびえる山が融合して素晴らしい景色に

岩肌が見える険しい山々には、所々に緑があり、青い空には白い雲が浮かんでいて、透き通った水面（みなも）には、空と山が映りこんでいる。これは決して、地図にも乗ってない名前も知らない場所である。

ここがあちこちの絶景へ繋がっていてメディアからも注目されている桂林の重要都市

桂林に暮らす人々は、自然もそうだが都市のシステムが整ってないと生きていけない。やはり整備があることで、あちこちの自然の光景を見ることができる。

陽朔世外桃源（ようさくせがいとうげん）という民俗を知ることができる施設

かつてこの辺りには、水の上に民家を立てて暮らしていた民族がいた。その民族の文化を味わえる、理想の桃源郷をテーマにした名所。

当時の人々の生活を深く知って学ぶことができる陽朔世外桃源の集落

この風光明媚な水辺で暮らしていた民族は、自給自足の生活を、自然の恵みに感謝しながら送っていたことが伺える。

いくつもの整えられた棚田が連なっている龍脊梯田（りゅうせきていでん）

景勝地面積66k㎡、標高300ｍから1100ｍもあってたくさんの棚田が連なっている山々の集落。濃い靄（もや）がかかっていると、まるでファンタジーの世界である。

世界のカルスト芸術の宝庫と評価されている鍾乳洞・銀子岩

決して誰かが人工的に作ったオブジェではない。自然が築き上げた3層からなる鍾乳洞であり、多くの地学博士から「世界のカルスト芸術の宝庫」と称えられている。様々な形状と色合いの鍾乳石の道は2㎞も続いていて、実に神秘的で、地図では示していない。

厳しい極寒がびしびしと伝わってきそうな雰囲気に満ちている雪山飛瀑

銀子岩で見ておきたい見どころ。オーロラがかかったような一面と、凍結した氷柱がいっぱいあるような光景が広がっている。いかにも厳しい寒さが伝わってきそうだ。ここだけ世界遺産として登録しても悪くない。

軽く叩くと音を響かせる音楽石屏もなかなかの見どころとなっている

ここも必見の銀子岩の見どころ。長い年月をかけてできたこの壁は、叩くと場所によって音が高くなったり低くなったりするので、まさに鍾乳洞のコンサートホールである。

船に乗って周りの景色を眺望できるツアーも行われる荔浦荔江湾景区

魚が豊富に生息していて、船に乗って河川を渡ったりするなどあらゆるアクティビティ活動が行われている。その他にも色々な壁画が描かれていて、それを観賞することもできる。

筏（いかだ）という乗り物に乗ってクルージングすることもできる遇龍河

昔一匹の龍が回遊して来て、その美しい景色に感動して、住むことを決めた伝説があるため、「遇龍河（ぐうりゅうが）」という名前が付けられた。そして、20以上もの村ができあがり、農業が盛んにおこなわれた。

見た目がいかにもゾウのような形状をしている象鼻山（ぞうびざん）

漓江とその支流である桃花江の合流店にそびえる山。低い部分にトンネルのような大穴があることから、まるでゾウが鼻を伸ばして水を飲んでいるように見える。夕焼け空が背景だと、その山の雄大さがあふれ出てくる。

周囲にも公園や観光スポットが散らばっている伏波山(ふくはざん)

「波を鎮める」という意味が込められた名前の岩山。漢の時代だった時、争いを鎮めるための将軍廟がここに建てられた。麓（ふもと）には、自然が作りだした環珠洞、試剣石、千仏岩という見所がある。

桂林全体の素晴らしき風景を見下ろせる叠彩山(じょうさいざん)

高いところから見下ろした景色は、実に素晴らしい。この山はまたの名を、「二つ折りブロケードヒル」という。

桂林の魂とも言われていてどこまでも水が透き通っている漓江（りこう）

桂林の中で、特に重要な自然の見どころがこの漓江と言う場所。いくつも連なる緑の山、澄んだ水の大き川・・・世界遺産にも登録されそうな光景は中国の人民元の紙幣にも使われている。もちろんここでは手漕ぎボートやクルーザーで川を渡るツアーも実施している。

日本画に取り入れてもおかしくない風景が広がる桃花江（とうかこう）

屏風や掛け軸に描かれていそうな風景。靄（もや）や霞（かすみ）がうっすらとかかっていて、神話に出てきそうな不思議な感じを醸し出している。

勇ましくそびえ立つ孤高の山という言葉が似合う独秀峰（どくしゅうほう）

緑の森にたった１つだけそびえている、まさに孤高の剣しい山である。「桂林の山と水天下一」の話は、この独秀峰の麓の風景から誕生した。この山1つだけでも世界遺産に登録されても悪くない

地元の人にとって大切な水源地となり絶えず水が流れている古東森林瀑布

アメリカのナイアガラの滝にも劣らない光景。轟々と大きな音を立てて、怒涛の勢いで水が流れ落ちている。近くに原生林が密集しているので、よい空気を味わえてリフレッシュできる。自然と触れ合う旅行なんてめったに体験できない。

古東森林瀑布は大人も子供も楽しく触れ合える自然のスポットと言える

地下から湧き出る清らかな水が、絶えることなく流れているこの滝の周りにたくさんの木々があるので、リフレッシュ効果があるマイナスイオンを生成する。そしてこの瀑布は子供でも上ることができる。

桂林最大の公園とも言われていて北斗七星の形をしている七星岩景区

七星岩景区は、湖五つ、山六つ、岩七つ、洞窟八つに分かれている。　さらに湖の中に山、山の中に洞窟、洞窟の中に河といった、自然同士の組み合わせがある。

昼では全く味わえないような感動が詰まっている木龍湖周囲の夜景

木龍湖の周囲は、宋の時代に建てられた建造物が連なる。夜になると明かりが灯り、幻想的な雰囲気に包まれる。そして、遊覧船で湖を渡って夜景を見るというツアーもある。

原始時代の歴史を知ることができる図勝古道も是非行っておきたい

原住民が住んでいたような家屋、トーテムポールがある。ずっとずっと遥か昔の先住民の暮らしぶりが伺えそうだ。

毎日お祭りのように賑わっていて土産物屋やレストランが連なる陽朔西街

ここも、桂林観光で行っておくべき場所。食べ物を出す屋台、土産物や民芸品を売る店などがたくさん集まっている。桂林旅行の思い出になるようなものは、ここで買うとよい。

水面に紅葉の樹木と歴史ある建物を映し出すを逍遙湖（しょうようこ）

これは日本でも馴染みがありそうな景色。広い湖のほとりには、ハッピーハウスと呼ばれる建造物や木々があり、秋になると紅葉が見られる。本当に桂林旅行は、日本にはない自然を満喫できる。

桂林市は中国の広西チワン族自治区に所属していて年間63万人が訪れる

風光明媚な見どころが揃っている桂林は、中国の下の方に位置する。総人口は約480万人、総面積は27,809 km²で、日本から中国・桂林への直行便も出ている。

両江空港から出ている桂林市内バスで40分で風光明媚な場所へ行ける

日本から桂林への行き方は、1996年に開港した、桂林の最大国際空港・両江空港へ渡り、そこからバスで40分の時間で、目的の風光明媚の地へ渡れる。